本「わすれものの森」 岡田淳さんの本 今年も読むぞ
今日は令和6年1月11日。
この本を読みました。
「わすれものの森」
(岡田淳+浦川良治作/BL出版)
忘れ物をしたり、物を無くしてしまった時に、
それらの物は一体どうなっているんだろう。
発見されるまで、どんなところにいるのだろう。
そこを想像したお話。
ちょっと私は現実派。
物は自分では動かない。
あるところにある。
ずっとそこにある。
だから、どこにやっちゃったかなと思った時には、
最後にいじくった場所を一生懸命思い出します。
したがって岡田淳さんとは違います。
でもこの想像力がいい。
このブログでも何度も書いていますが、
岡田淳さんの短編「フングリコングリ」は、絶品。
想像力の賜物。
これ以上のものを望んで、岡田淳さんの本を読みますが、
今回も「フングリコングリ」を上回ることはできませんでした。
でも面白いよ。
なくした笛が、家や学校で探しましたが見つからず。
やっぱり教室の机の中にあると考えたツトム。
今日中に見つけないといけないので、夕方、校舎に忍び込みます。
しかし、すでに笛は、「わすれものの森」に運ばれてしまったことを
謎の男、サントスとニブラに教えられます。
ツトムは、2人に頼んで、「わすれものの森」に連れて行ってもらいます。
笛は見つかるか。
笛はツトムのもとに戻って来るかどうか。
小学校で図工教師をしながら、
児童文学作家として活躍していた岡田淳さん。
1947年1月16日生まれの76歳。
まもなく77歳ですね。
今回、こんな動画を見ることができました。
YouTube: つながろうアート!/岡田淳《児童文学作家》「物語が生まれる部屋」
2年前の動画です。
お話を作ること、読むことが好きだった岡田さんのことを知りました。
あのプラタナスのお話がどうやって作られたのか知りました。
毎週、月曜日の給食の時間に、作った作品を読んでいたそうです。
優しそうな人だなと思いました。
思いつくことを大事にしていました。
もう思いつかないんじゃないかと不安になることはあるけど、
最後は思い浮かぶのだそうです。
私も授業を考える時がそうだなあと思います。
どんな授業をするか。
最後は思いつきます。
思いつき、それを形にするのが楽しいと岡田さん。
すごく共感します。
岡田淳さんの処女作を知りました。
原稿用紙300枚だったものを、
出版社の人に言われて200枚に書き直した作品だそうです。
「ムンジャクンジュは毛虫じゃない」
まだ読んだことがありません。
図書館に予約しました。
どんなお話か楽しみです。
今年も岡田淳さんの本を読むぞう!
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