「80歳の壁」⑦ 動画をたくさん見て過ごしています
今日は令和4年7月26日。
前記事に引き続き、
「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)
より。
80歳を過ぎた幸齢者の場合は、生きがいに頼り過ぎるのも考えも
のです。
いつまでも続けられるとは限らないからです。たとえば、ジャズダ
ンスを生きがいにしている人がケガをした場合、大きな喪失感を味
わうことになります。犬を生きがいにしている人が、犬の死をきっ
かけに外出しなくなる例もあります。
生きがいがあることは幸せなのですが、あまりに幸せだと、なくな
ったときの反動が大きいのです。
そう考えると、やはり、日々を楽しく暮らす、という発想が大事な
のだと思います。したいことをする、面白そうだと思うことをやっ
てみる。
そうやって日々気楽に一日一日を過ごしていくことが、80歳の壁
の乗り越え方なのかもしれません。
(127~128p)
これはなかなか意味深な提案だと思います。
私は山登りが好きですが、いつまでもできるものではありません。
できなくなった時には反動があるかもしれません。
いきがいを持つことが当然と思っていました。
でも小さな生きがいもあると思います。
動画を収集して見ること、ブログを書くこと、
ビールを飲むことだって、生きがいになると思います。
死ぬまでまわりに迷惑をかけずにできる
小さな生きがいも大切にしておきたい。
過去が恵まれていた人は、その差をどうしても引き算で考えがちで
す。このため、今は不幸だと思ってしまう。でも、そうやって過ご
す晩年は、やはり寂しいものです。できるなら、楽しい晩年にして
ほしいと思います。
そのためには、どうするか?
なくなったことではなく、増えたことに目を向ける、というのが私
の提案です。「昔は忙しかったのに」ではなく「いまは時間がある
から、のんびりと、いろんなことを自分のペースでできる」
「昔は大企業の重役だったので、みんながペコペコしてくれたのに」
ではなく「いまは施設で、いろんな人と話ができるから人情の機微
に触れられる」。
このように、高齢になったからできることを楽しんだり、自分の世
界を深めたりすれば、毎日がもっともっと面白くなると思うのです。
(136~137p)
これは今でも言えます。
退職したからできることを楽しもうと思っています。
夏休みに出勤した日は、部活動に行かなくてもいいのです。
これは昨年とは大きな違い。
そして何をやっているか。
教材研究として、教室で動画を見ています。
この前は「チコちゃんに叱られる」を連続5本も見ました。
再雇用の先輩が、「再雇用の先生が何をやっているかなんて、
他の先生はあまり気にしていないよ」と教えてくれました。
これも追い風です。
人間が80歳、90歳まで当たり前に生きる時代なんて、これまで
誰も経験してこなかったのですから、幸齢者の生き方に正解などあ
るはずがないのです。
世間でもっともらしく言われている常識などに惑わされることなく、
気楽に生きていきましょうよ。きっとそのほうが、満足な日々を過
ごせるし、結果長生きにもつながりますから。
(141p)
いい生き方をしてみたいですね。
そしてその生きっぷりをこのブログに記録して、
積み重ねていくのが理想ですね。
いいことがたくさん書いてあった本ですが、
引用はこれで終えようと思います。
これから20年の生き方の参考になりました。
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