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2022年2月12日 (土)

「情報の悪意」② マイクロプラスチック=悪なのか?

    

今日は令和4年2月12日。

   

前記事に引き続き、

「情報の悪意」(武田邦彦著/徳間書店)から

引用します。

   

日本は諸外国に比べて新型コロナによる死者が膨大だったわけでは

ありませんでした。またコロナ患者があまりに多すぎて、経済活動

がまったくできなくなっていたわけでもない。

この停滞の最大の原因は、新型コロナによる直接的なものではなく、

国家とメディア、そして医療の専門家が必要以上に大騒ぎをして、

それまで正常だった日本を異常にしてしまったことにあると私は考

えます。こうした組織が故意に日本を混乱の渦に陥らせたといって

も過言ではないでしょう。

(52p)

   

必要以上に大騒ぎしていた・・・とだんだんそう感じてくるように

なりました。

  

  

そこで私は、ぜひメディアに、とくに国営放送であるNHKにやっ

ていただきたいことがあります。それは「PCR検査を受けて陽性

になった人を感染者と呼ばないこと」です。

みなさんはもうお忘れになったかもしれませんが、新型コロナウイ

ルスが日本に上陸したとき、感染者と呼ばれていたのは、咳や発熱、

鼻水、くしゃみなどを発症していた人だけでした。PCR検査で陽

性と判明された人は、感染者としてカウントしていなかったのです。

陽性者がのちに発熱などの症状がみられた結果、病院に行って診察

を受けて罹患が認められた人だけが感染者、さらには「患者」とし

てカウントされていたのです。(中略)

人間には外敵から身を守る「免疫機能」が備わっているので、仮に

ウイルスが体内に侵入したとしても、必ずしも感染するわけではあ

りません。けれども新型コロナの診断の際に用いられるPCR検査

では、粘膜に数個でもウイルスが付着していれば、「陽性」と診断

されてしまう場合もあります。本来であれば、感染者とみなされな

いのにもかかわらず、陽性者ということで、「イコール感染者」と

されてしまう。これが大きな間違いを生み出してしまうのです。

(55p)

  

いかん。

陽性者=感染者のイメージはありましたね。

  

  

コロナで亡くなった人の数というのも、国が発表して数字と大きく

異なります。私に言わせれば常識はずれなのです。

(中略)がんや心疾患、脳血管疾患などの病気で亡くなった人、自

殺した人、老衰で亡くなった人、交通事故に遭って亡くなった人・

・・・・・こうしたかたがたの喉を看護師がPCR検査をしてみた

結果、新型コロナウイルスが検出されたら「コロナ関連死」という

ことにしてしまうのが今のやり方です。こうなるともはや死亡診断

書の信憑性は大きく損ねられてしまったと言っていいでしょう。さ

らに困ったことに、こうした国家の方針を支持する医師がいるとい

うのですから驚きです。

しかし、私は医師のかたがたが持っているであろう職務への強い矜

持(きょうじ)に期待をしています。「この状態の患者さんまでコ

ロナ関連死にしてはならない」と強く主張できる医師が現れ、現況

を是正する流れができれば、新型コロナの死亡者数は大きく変わっ

てくることは間違いありません。

(56~57p)

   

発表される死者数には、こんな事情があったのですね。

     

かつてプラスチックは自然分解されない物質とされ、ポイ捨てや投

棄されたものが海に流れ着くと、漂着したプラスチックは劣化して

細かなかけらとなって海中のゴミになっていくと指摘されました。

細かくなって直径5ミリ以下になったものを「マイクロプラスチッ

ク」と呼び、海洋生物がそれを食べてしまったことで体内に蓄積さ

れ、結果、海洋生物が生存の危機に瀕するだけでなく、著しい環境

を悪化させる元凶になってしまうというのが昨今の流れです。

(81p)

   

まさに私は昨今の流れを信じていました。

さらに・・・

  

十分な知識も持たない人が、メディアを介してその筋の識者から「

マイクロプラスチックは環境を破壊する」と繰り返し言われたら、

どう考えるでしょう。

「たしかに環境に悪いかもしれない」

「海の生物に悪影響を与えるかもしれない」

「ならば、マイクロプラスチックそのものをなくさなければならな

い」

などとネガティブな方向に思考を巡らせてしまうはずです。

そこへNHKや朝日新聞などのいわゆる大手メディアが「マイクロ

プラスチックは害悪である」と、追い打ちをかけるようにネガティ

ブキャンペーンを張った。そのおかげで人々の脳裏には「マイクロ

プラスチックは悪」という刷り込みが浸透していった。まさに大手

メディアが誘導した罪と言えるでしょう。

(85~86p)

   

「マイクロプラスチックは悪」のイメージを持っています。

  

 

ところが、プラスチックは日光に弱く、長時間太陽の光に当たって

いると、紐状の物質のつながりは切れやすくなり、一気に劣化して

使い物にならなくなってしまいます。

プラスチックの原料である石油は、数億年前の生物の死骸が化石化

し、さらに長い年月をかけて地熱や地面の圧力を受けることでつく

られました。石油の素材そのものが自然由来のものですから、放っ

ておけば分解されて土に還りますし、燃やせば炭素になって微生物

の栄養にもなります。

(95p)

   

これは今までもそうじゃないのかと思ってきたことです。

石油由来のものをもやせば、炭素になるのではと思ってきました。

プラスチックを燃やせば有毒ガスが発生すると言うのは、

誤解なのでは。

  

問題提起され、科学的に危険でないことが立証されるなどを繰り返

してきたプラスチック。それがなぜ今、マイクロプラスチックに関

してこうも問題視されてしまうのでしょうか。

一つは、科学的な検討が不十分なまま、中学校や高校、大学などで

半ば刷り込みのごとくマイクロプラスチックを害悪と決めつけ、「

環境を改善する取り組み」を始めてしまったことが問題として考え

られます。教育の現場でそんなことがまかり通っているとは、科学

の視点を無視したおかしな方法です。

そもそも学校とは、学生たちに「冷静な判断力や科学的なものの見

方を養うための力をつけさせる場」です。それがマイクロプラスチ

ックに関しては、「科学的な検討が不十分なまま」に環境を悪化さ

せる元凶として決めつけてしまった。教育機関自らが「過激な環境

運動家による主張」と何ら変わりのないことを率先して行っている

のです。

さらには、マイクロプラスチックがいかに環境に対する害悪である

かを知らしめる映像を使い、科学的ファクトによる証明ではない、

感情に訴えるようなかたちでの洗脳をしてきたことも挙げられます。

(98p)

   

関連して次の動画を見ました。


YouTube: 瀬戸内海に迫る“マイクロプラスチック”問題

この動画によると、マイクロプラスチックが毒ではなくて、

マイクロプラスチックに有毒物質が吸着ししまうことが

問題なのだとしています。

でもまだよくわかっていませんとも言っています。

  

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