日めくりより/キュリー夫人が残したノートは・・・
今日は令和3年8月5日。
日めくり「雑学王」(TRY-X)より。
※gigazine キュリー夫人の研究用ノートは100年が経過した今も放射線を出している
☝ このサイトで、より深く勉強ができます。
一部引用します。
マリ・キュリーとピエール・キュリー夫妻は
「どのような物質がなぜ放射能を持っているのか」について研究し、
キュリー夫人は1903年と1911年にノーベル賞を
合計2度受賞しています。
しかし、夫妻は放射性物質の危険性については理解しておらず、
自宅の研究室にはトリウムやウランなどが裸のままで
置かれていたそうです。
これらの放射性物質は暗いところでぼんやりと発光するため、
キュリー夫人の手記には「研究の楽しみのひとつは、
夜中に研究室に入ることでした。
試料の詰まった試験管が淡い妖精の光のように美しく輝いていました」
と書かれています。
また、キュリー夫人は研究のためにポロニウムとラジウムを
小瓶に入れて常に持ち歩いていたのですが、
研究用の標準服以外に放射線から身を守るような服は
何も着ていなかったそうです。
キュリー夫人は研究に用いた放射性物質が原因で
再生不良性貧血を患って、1934年に66歳で亡くなっています。
現在、キュリー夫人の手書きノートはフランス国立図書館で
保管されているのですが、キュリー夫人が持ち歩いていた
放射性物質の半減期は1601年のため、
ノートを始めとした研究資料や衣服、家具、料理本に至るまで、
キュリー夫人の持ち物はいまだに放射能を持っており、
今後何世紀にもわたって鉛の箱に入れて保管しなければ危険な状態です。
亡くなって87年が経ちます。
放射性物質の怖さは認識された時代になったと思いますが、
原子爆弾が投下されたり、原子力発電所がメルトダウンしたりと、
痛ましい出来事は起こってしまいました。
そしてその危険性は身近にあります。
キュリー夫妻の無知を笑うことはできません。
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