番画〈348〉:夜間中学教師 自分の人間力で勝負する
今日は令和3年8月4日。
番画です。
〈348〉「プロフェッショナル 仕事の流儀 夜間中学教師
入江陽子(53)」(2021年5月25日放映)
〇夜間中学校 全国に36校ある。
現在、生徒の約8割を占めるのは外国人。
〇夜間中学校はセーフティネットの役割。
〇昼過ぎに出勤して、晩は午後9時半まで。
〇1年目は日本語教室
2~3年目は通常学級
入江陽子は27年間、日本語学級教師として勤めてきた。
〇生徒は生きていくために言葉を習得したいと思っている。
〇いろいろな事情があって通ってくる生徒
「ゆっくり、粘り強く」教えている。
ひらがなの読み書きができることで生活が変わる。
〇いろいろな事情があって通ってくる生徒。
一教員では体験しないような体験をしてきた生徒もいる。
生徒と先生の上下関係ではできない面もある。
「縦じゃない、水平」
〇国も違い、文化も言葉も違う生徒たち。
それでも「心が通じ合う」ことがある。
だから面白くて教師の仕事をやめられない。
〇夜間中学校の存在は、在日外国人にあまり知られていない。
入江陽子も休日返上で広報活動をしている。
「(夜間中学が)本当に必要な人に届いていない」
〇なめられたら終わりだと思って、厳しくしかっていた生徒がいた。
その生徒は退学した。
でも本当は見てもらいたかった。
「一人の人間として自分を見せるしかない。
変にかっこうつけるっていうか、
先生ぶるっていうか、
その前に自分はこういう人間なんだというところを
見せるしかないな。
それをただもう伝えて、
その反応によって、また対話を深めていく」
「等身大の対話」
「生徒が何を考えているとか、
どんなことを感じているかとか、
そういうのをやっぱり知りたい」
〇ここはすごく共感できるところだ。
なめられてはいけないと思って、教師がやることは、
その先生にとって不慣れなことをする。
その先生らしさがなくなってしまう。
この先生のように、なめられるかもしれないが、
自分はこういう人間だと示して、それで付き合う。
対話をする。
自分の人間力で勝負する。
〇卒業していく生徒への思い。
「日本での人生に幸あれ 心よ、壁を越えてゆけ」
〇プロフェッショナルとは・・・
「本当に生徒のことを、生徒に向き合って、
生徒のことを考えて、最善を尽くせる人。
とことん考え抜いてやれる人」
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