「15歳のコーヒー屋さん」① 学校だけがすべてじゃない!
今日は令和3年3月30日。
この本を読みました。
「15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから
ぼくにしかできないことへ」(岩野響著/KADOKAWA)
あらためて、発達障害の子どもと接するときにどうしたらいいかを
考えながら読んだ本でした。
15歳のぼくが、なぜコーヒー焙煎士をやっているかというと、中
学1年生で不登校になり、家事や家の仕事を手伝っているうちにコ
ーヒーの世界に魅せられてしまったからです。
(7p)
「はじめに」にあっさり書いてあったこの文章。
どんな体験をしてこのような結論になったのか、
知りたいと思いました。
ぼくは、まだ15年しか生きていないけれど、本書ではこんなこと
をお伝えできればいいな、と思っています。
・できないことがたくさんあっても、できることだってある。でき
ることを生かせば、自分の生きる道はある。
・できないことを無理にがんばっても変えられない。だから、それ
は「手伝って」とまわりにお願いする勇気を持とう。
・学校だけがすべてじゃない!
(10p)
15歳の伝えたいことは、
退職まであと1年の自分にも響くものです。
私にとってこれからの「自分の生きる道」は、いまだ模索中です。
「学校だけがすべてじゃない!」すら響きます。
病院の先生からは、はじめて会った日に「発達障害の中でもアス
ペルガー傾向のあるお子さんだと思います」と言われました。
それから脳波をとったり、心理テストを受けたりして、響がアス
ペルガー症候群であることがわかりました。
本来は活動している脳の一部が動いていないこと、それが原因で、
理解もしているし感情もあるけれど、不器用だったり、不適切な
行動をとったりすること。
おもな特徴として、相手の気持ちを察するのが苦手、場の空気が
読めない、まわりに合わせるのが苦手、自分のルールや手順にこ
だわる、マニアックな世界観を持っているなどの、具体的な説明
を受けました。
(42~43p)
響君のお母さんの文章です。
アスペルガー症候群の復習。
血や肉になるまで復習です。
脳の一部が動いていないのが原因だったのですね。
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