通算7400本目の投稿/「未来少年コナン デジタルリマスター版」全26話録画/原作も読んだ
今日は令和2年12月8日。
NHKで「未来少年コナン デジタルリマスター版」が
毎週放映されていました。全26話。
11月2日の放映が最終話でした。
その時の写真。
1978年の放映だったのですね。
42年前。
見ていたと思います。
17歳。
高校生です。
超人的なコナンの活躍を楽しんだ覚えがあります。
そんな思い出があったから、今回のデジタルリマスター版は、
録画しました。
ふと目にとまった原作。☟
読んでみたいと思い、実行しました。
読み切るのが辛かった。
なかなか面白くならなくて、いつか面白くなるかと読んでいましたが、
ついに最後まで、面白くなかったと思った本でした。
よくぞ、この本を原作として「未来少年コナン」が誕生したなあと
驚きです。
1970年に発表され、1974年に訳本が出版されています。
文章に古臭さを感じました。
「復活の日」(小松左京著)を読んだ時にも感じました。
同じSFのジャンル。
50年の生活環境の大きな変化が、
古臭さを感じてしまう理由のひとつだと思います。
そして文章は色褪せることはないけれど、
言葉は変化しているので、
50年もすると古臭くなってきてしまうのでしょうか。
今自分が書いている文章も、いつのまにか今風になっていて、
50年もすると古臭さが出てくるのでしょう、きっと。
思えば新任時代に書いた学級通信は、もう35年前です。
自分の文章で50年後の古臭さを体験できるかな。
私より少し年下の人が、「天声人語」を書いていました。
2020年11月29日の「天声人語」です。☟
毎年この時期に、その年の商品や出来事を振り返る「ヒット商品番
付」なるものが発表される。今年、SMBCコンサルティングが東
西の横綱に選んだのは「オンライン生活」「感染予防グッズ」と、
順当なところだ。へえと思ったのは西前頭2枚目の「再放送・再上
映」である▼コロナ下の撮影自粛により、往年のドラマがテレビで
よく流れていた。映画館でもリバイバル上映がなされた。若い世代
の心を動かし、予想以上の人気となった作品もあったようだ▼いわ
んや昔のファンをや。25年前のドラマ「愛していると言ってくれ」
の再放送を楽しんだ人の声が紙面にあった。「ドラマの中に入って
いく私はおばさんではなく、紘子さんになっていました」。紘子さ
んとは常盤貴子さん演じる俳優の卵。聴覚障害者の画家と恋に落ち
る▼かくいう私も中学時代に熱中したアニメ「未来少年コナン」に、
約40年ぶりに心を奪われた。最終戦争により文明が破壊された後
の世界で、少年が冒険を続ける。昔ほど主人公に自分を重ねられな
かったが▼むしろコナンの育ての親の「おじい」に感情移入してい
る自分に気づく。悪役で、科学都市の政治指導者レプカの気持ちも
少し考えてみた。政治を担う身としては、人々を飢えさせないわけ
にはいかない。そんな責任感が暴走した面もあるのか・・・・見て
いない人、ごめんなさい▼ドラマやアニメ、あるいは小説であって
も再会には再発見の楽しみが伴う。コロナが、いやコナンが教えて
くれた。
今回録画した「未来少年コナン デジタルリマスター版」全26話は、
引退したら、ゆっくり見たいです。
その時には、この「天声人語」を読み返し、
レプカの気持ちについても考えてみたいです。
原作のレプカは、指導者ではなく、
「市民レプコ!」と長官に呼ばれて登場する手下でした。
目がどんよりしてしまりのない、ほとんどひげのない、ぶくぶくふと
った大男が入口にあらわれた。
(51p)
このように表現されていました。
参考までにここに書き残しておきます。
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