「アイデアはどこから」その1/アイデア入りの企画は素敵
今日は1月21日。
1月19日の往復でこの本を読んでしまいました。
「アイデアはどこからやってくるのか 考具 基礎編 」
(加藤昌治著/CCCメディアハウス)
このブログに書き留めておきたいことがたくさんあった本です。
私がふだんこのブログでやっていることが、
アイデアを生み出すにはいいことだと後押ししてもらいました。
今日は振替休日なので、
少し時間に余裕があるので、
少しでも書き留めておきたいです。
図書館で借りた本で、
今日中に返さなくてはいけないという事情もあります。
アイデアと企画は別物です。
最終形が企画だとしたら、アイデアはまだ途中段階。
超・重要なパーツではありますが、
アイデア単体では、顧客にお渡しすることはできません。
この二つを一緒にしてしまうと、
いろんなトラブルや無理が生じてきます。
つまり、誰かにきちんとしたビジネス上の提案をするときには、
お題を解決するためのアイデアを大量に出し、
よきものを選び、実現可能かどうかの裏取りや確認をして、
企画に整える。そして自信を持って提案をする。
このプロセスが大事です。
この流れによってでき上がった「企画」には必ず
「アイデア」が含まれています。
反面、なんか面白くないな・・・と感じる企画には、
アイデアがありません。
つまり企画には二種類のタイプがありまして、
一つは「アイデア入りの企画」。これは素敵です。
もう一つが「アイデアなしの企画」。
これ、結構ありますよね・・・・。
なぜそうなってしまうのか?
たぶんアイデアを出すための時間が少なくて、その分、
企画としてカタチや条件を整えることに
チカラが入っちゃったパターンかも。
考えるにも順番があるんです。
(38~39p)
これって、ふだん実感します。
研究授業を参観した時に、面白いと思う時には、
そこにアイデアがあるんですね。
アイデアがあるかないかの視点は、
いつの間にか私の中にあるなと思った文章です。
アイデアとは何か、もう一つの定義をご紹介しましょう。
ジェームズ・ウェブ・ヤング氏によるもので、
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせにしか過ぎない
(An idea is nothing more nor less than a new combination
of old elements.)」がそれ。
(中略)
アイデアは天からの啓示ではありません。
単なる(とあえていいますよ)、単なる組み合わせにしかすぎません。
突拍子もないアイデアとは、組み合わせ方が意外、
あるいは組み合わせた素材に新鮮さがあっただけなんです。
(45p)
聞いたことあり。
でもこの説にも言い出した人の名前があることを初めて知りました。
「ことわざ」のような類の言葉だと思っていました。
アイデアに一番つながりやすい既存の要素は、
なんといっても直接体験。
自分自身への印象度も深いものが多いでしょうから。
(中略)
友人との何気ない会話の中に大きなヒントが
隠れていることなんかザラ。
「カラーバス※1」という考具を使えば、
毎日の通勤・通学もアイデア発見ツアーに早変わりしますから。
※1 カラーバス
考具のひとつ。一つの色を決めて、その色がついている
アイテムを探すだけ。意外な発見があるだけでなく、
そこからアイデアのヒントが出てきます。
(66~68p)
「カラーバス」は初めて知ったこと。
やったことがないので、効果は未知。近いうちにやってみよう。
総じていえば、直接、間接の体験も含めてですが、
知識は力。
このパワーを使いこなせるかどうかも、
アイデアパーソンにとっては分かれ目になりそうです。
(75p)
最近、一緒に仕事をした人から
「知識は力ですね」と言われました。
前任校で、情報主任として覚えた機器の操作方法が、
現任校で役に立った時です。
あくせく時間をかけてやったことが、
いつの間にか私の得意種目となっていました。
才能はなくとも、経験して「知識」となっていたなら、
それは「力」なのです。
「知識は力」
生活で出合い、そして本で出合った言葉。知識を信じよう。
まだまだつづく。
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