メルカトル図法のゆがみを顔面で表現
今日は4月22日。
1998年5月19日に録画した番組を、
授業で利用しました。
「たけしの万物創世記 地図の歴史」です。
聞き書きします。
ナレーター:精密さを極めた地球の測り方。
その技術の粋が、地図作りに注がれている。
しかし、いくら正確に地球を測っても、
抜け出せない宿命を地図は背負っている。
地図は印刷されたものとして手元になければ意味がない。
しかし、丸い地球を平面にすると、
そのことで何かが犠牲にされる。
例えば陸の面積を正確に描くと、方向が歪む。↓
方向と距離を正確にすると、形がわからない。↓
地図上に地球の全てを描き切ることはできないのだ。
現在、我々に最もなじみ深い世界地図はどうだろうか。
これが↓私たちになじみのある世界の姿だ。
しかし、ヨーロッパの人たちの知っている地球はこれだ。↓
日本は遠い極東の島国でしかない。
南半球ではどうか。
何も地球は上下が決まっているわけではない。
常識を覆されると、これが日本列島だとは、
一瞬ではわからない。↓
さらに、緯度と経度が正しいメルカトル図法の地図は、
私たちに大きな錯覚を与えている。
たとえば、地球上にこんな陸地があったら、
メルカトル図法ではどんな形に描かれるのか。↓
まるで、別人。
我々は日頃、この虚像を現実のように感じて、
暮らしているのだ。
メルカトル図法のゆがみを表現するのに、
おなじみの人の顔を利用するという発想が素晴らしい。
これはわかりやすい。
さっそく子どもたちに授業で見せました。
(2クラスに見せて、もう1クラスは来週見せます)
20年前の番組が役に立ったので、記録しました。
「オーストラリア中心の世界地図」と同じものを所有しております。平成2年か3年の夏、知人がオーストラリアへ行くと聴き、せがんで買ってきてもらったのが、この地図です。この地図は空港で販売されていたのですが、観光みやげ用で、実際は北を上にした地図を使用しているとのことでした。
投稿: kurarinmax | 2018年4月23日 (月) 21:05
「実際は北を上にした地図を使用している」
そうなんですね。
次のサイトをみても、書いてありました。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/740302.html
投稿: いっぱい道草 | 2018年4月24日 (火) 22:42