12月3日「風をよむ」/「言ったことに対して責任を取る」
今日は12月5日。
12月3日の「サンデーモーニング」の
「風をよむ」のコーナーは、心に引っかかりました。
一部聞き書きします。
最近の政治家の発言を紹介した後・・・
ナレーター:こうした思慮を欠いた発言は、
実は今、政治家だけには限らないと
法政大学の山口教授は言います。
山口教授:最近の日本の政治やあるいは社会を見ていると、
従来、家の中でしか言えなかったことを外でも
平気で言っているという類の失言・暴言が
目立つようになってきている。
社会の雰囲気が変わってきた。
他人に対して思いやりを持つとか、
弱い立場の人に共感をするといった
余裕がなくなってきた。
ナレーター:そして、乱暴な言葉が社会にあふれる背景について、
山口さんは・・・
山口教授:やっぱりSNSというかネットという伝達手段、
本音をじかに社会全体にぶちまける。
人々から攻撃を受けることを承知の上で、
過激な言葉を使う。
感情をむき出しにして、それでも皆の注目を集めたいという
いわゆる”炎上商法”確信犯的な言動をする人が出てくる。
ナレーター:実際、今、ネットの空間には、目を疑うような言葉が
満ちあふれています。
実際にネット上にとびかう過激な言葉の紹介があった。
内容的にここに載せたくなかったので、省略。
ナレーター:匿名性を背景に、ネットが拍車をかけた
何を言っても構わないといった空気。(中略)
世界各国で、政治のリーダーとされる人たちも
平気で乱暴な言葉を言うようになってきている状況の紹介。
ナレーター:こうした昨今の風潮が行きつく先を、
山口さんは・・・
山口教授:政治家の暴言と社会の次元における
私的な感情をさらけ出しが
相互に促進しながら
世の中を不寛容にし、
差別を助長していく結果になってきている。
言ったことに対して責任を取るのが、
大人の態度であるのに対して、
そういう乱暴なルールとか建前を無視した言葉が
当たり前のようになっていくのは
やはり基本的人権の崩壊、民主主義の崩壊ですよね。
山口教授の話で不明なところもありますが、
なるほどと思うところもあります。
直観的にいいことを言っていると思って、
ネット上で動画を探しました。
「不寛容な社会」
「差別を助長する」
障害者や老人へのひどい言葉は、
それが多くなればなるほど、世間にあふれ出して、
差別を肯定する雰囲気を生み出すことを恐れます。
「言ったことに対して責任を取る」
ハッとするところあり。
当然のように思っていて、
あまり意識していなかったと思う。
大事にしたいし、目の前の子どもたちにも伝えたい。
言ったことに無責任では、やっぱり民主主義は崩壊だ。
山口教授の言葉をこうやって書き留めておいて、
何度か読むうちに、また意味がわかっていく可能性も
あるかな。
この後、番組で、
ゲストの言った言葉も印象に残りました。
また投稿します。
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