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2017年7月 8日 (土)

「落ち込んだ時は、悲しい曲を聴きなさい」同質効果

 

今日は7月7日。

  

脳にウケるおもしろ雑学」(坪内忠太著/新講社)より。

  

30歳代の働き盛りの人々に職場ストレスが原因の

「うつ気分」が広がっている。

そのな気分の時は、軽やかで明るい音楽を聴いて

気分転換をはかりたいところだが、

あにはからんや、暗くてうつうつした曲の方が

リフレッシュ効果が大きい。

クラシックでいえばフォーレ、モーツアルト、ベルリオーズの

「レクイエム」などだ。これは心理学で

「同質効果」と呼ばれる現象で、音楽療法の研究でわかった。

高ぶっている時は激しい音楽、

落ち着かない時はテンポの速い音楽がいいのである。 (152p)

 

 

同質効果について調べました。

  

山本マサヤのコラム【非日常的日常の心理学】音楽の心理学 

ここから引用。

  

「落ち込んだ時は、悲しい曲を聴きなさい」

 これは、”同質効果”と呼ばれ、自分の精神状態に近い曲を聴くことで、

精神の安定を保つ効果があるというものです。

悲しい時に、テンションを上げるため、

明るい曲を聴く人も多いでしょうが、

これは、無理やりテンションを上げることになるので、

効果が出にくいのです。

最初は悲しい曲を聴いて、徐々に気持ちが盛り上がる曲に

切り替えていくことで、自分の落ち込んだ気持ちを

コントロールすることができます。

いきなり、テンションの高い曲を聴いてしまうと、

自分の気持ちからかけ離れすぎていて、曲に共感できなくなり

落ち込んだ気持ちを解消するのが難しい。

音楽を聴いた時、脳の中の大脳辺縁系という

感情を司る部分を中心に反応するため、

効果的に活用することで、

自分の心理状態をコントロールすることができます。

  

  

なるほどなるほど。

   

例にあがっていた曲を載せます。


YouTube: ベルリオーズ:「レクイエム」 ミンシュ/ボストン Berlioz : Requiem

  

  

現在の生活のBGMは中島みゆきのアルバム「ららばいSINGER」

この中の「あなたでなければ」「重き荷を負いて」を

繰り返し聴いています。

これらの曲は決して明るくない。

現在の自分がこの曲に共感できるのは、

自分の心が少々落ち込み気味ということでしょうか。

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