「完全版 明治神宮 不思議な森」1.神宮の森はかつて荒れ地だった
今日は1月9日。
この番組も面白かったです。
1月2日放映の「完全版 明治神宮 不思議な森」です。
この番組の聞き書きをしてみたいです。
1時間30分番組の20分辺りから引用です。
ナレーター:
驚かないでください。100年前にさかのぼると、
ここ(明治神宮の森)は、森などない荒地のような場所でした。
明治神宮の森は、実はもともと荒地だった土地に作られた
人工の森なのです。
(中略)
ナレーター:
明治神宮が創建されたのは、今から100年前のことです。
明治天皇とお妃である昭憲皇太后を祀るために作られました。
時は明治45年、西暦1912年、明治天皇が崩御。
当時の国民にとって大きな衝撃でした。
皇居から葬儀が行われた青山まで、
棺に付き添う人たちの列は、5㎞に及んだと言われます。
明治天皇のお墓にあたる御陵は京都に作られました。
そのため、東京近郊に天皇をお祀りする場所が
欲しいという声があがります。
富士山、箱根など数十もの候補地が競い合いましたが、
最終的に選ばれたのが、
今の原宿から代々木にかけての場所でした。
皇室にゆかりが深く、しかも広大な土地が残っていたためです。
1914年、明治神宮の創建が決定します。
その頃東京は都市として成長を始めていました。
時代を反映した計画は、壮大なものでした。
原宿側には、明治天皇を祀る神社としての内苑。
葬儀が行われた青山側には外苑。
外苑はイチョウ並木や絵画館、野球や陸上の競技場、
相撲の土俵まで備えた一大テーマパークと
呼べるような場所でした。
一方、内苑には荘厳な社(やしろ)と、
それを取り囲む広大な鎮守の森を作ります。
しかし、そのためには荒地を森に変えなければなりません。
それが明治神宮創建の最大の難関だったのです。
そこに3人の天才が登場。
彼らの挑戦とは? それはまた後ほど。
3人とはだれか?
どのようなことが行われたかは、また後の投稿で。
しかし、今話題になっている国立競技場や、
ヤクルトスワローズの本拠地である神宮球場は
このような歴史があったのですね。
現在の地図を挿入しておきます。
その地図の範囲を少し広げると、皇居・赤坂御用地・外苑・内苑と
皇室関係の土地が連続していることがわかりました。
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