東京駅開業100年17/擬石、レリーフ、銅板・・・20150228報告10
今日は3月7日。
前投稿に続いて、2月28日放映の
「美の巨人たち 辰野金吾 東京駅 丸の内駅舎」からピックアップ。
赤レンガとのコントラスで目立つ白い部分。
擬石(ぎせき)と呼ばれます。
擬石とは、人工石のことで、セメントに消石灰や
花崗岩の細かい粒などを入れて作ります。
この擬石で形を作るのは職人技であって、特に曲面(アール)は難しいそうです。
職人さんは言います。
「これはなかなか練習しても、やはり経験を持っている方でないと難しい。
そういうのを見ていると、やはりすごいなあ(と思います)」
↑上の写真のハート型の模様。曲面です。それが特に難しい。
ナレーターが語ります。
「その擬石で最も複雑なのが、こちら」
「カルトゥーシュと呼ばれる紋章風の飾りです。
駅舎の南、新橋寄り。
東北新幹線や東海道線のホームから見ることができます。
一度探してみませんか?」
次に東京駅に行った時に見たいものが増えていきます。
ドームも、2007年~2012年の再建で大きく変わりました。
ドーム内に創建時のようにレリーフが作られました。
レリーフは見てきましたが、意識していなかったものもありました。
これです↓
宝剣は、伊勢神宮に奉納されている宝剣のことです。
「栴檀板」という名前を初めて知りました。
次は確かめたいですね。
屋根の銅板についても触れていました。
今は赤っぽい銅板ですが、旧駅舎のように10年くらいすると
青く錆びるのだそうです。
そうなんだ。今の色がいいなと思うのですが、長くは続かないのですね。
以上で「20150228報告」は終了。
2015年の2月28日は、収穫の多い1日でした。
「東京駅開業100年」シリーズは、もう1回あります。
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