「少年探偵」シリーズの表紙/柳瀬茂さん、柳柊二さん
今日は1月8日。
前投稿のつづき。
「少年探偵」シリーズの表紙を描いた画家は、柳瀬茂さん、武部本一郎さん、木村正志さん、
岩井泰三さん、伊勢田邦貴さん、吉田郁也さん、柳柊二さん、中村英夫さん、山内秀一さんと、
総勢9人。こんなにおられたのですね。びっくりしました。
でもやっぱり画家によってタッチが違いました。
最もたくさん描いている柳瀬茂(やなせしげる)さんに注目しますが、
柳瀬さんの情報がなかなか見つからず。残念。
もう一人、気になった人がいます。
柳柊二(やなぎしゅうじ)さんです。
私はこの人の絵をたくさん見てきました。
子どもの頃に読んだ本の挿絵で見てきたと思います。
Wikipediaの紹介文が印象に残りました。一部引用します。
1927~2003年
多様な画題をこなしたが、中でも悪魔、妖怪や幽霊といったホラー画は、
凄絶な恐怖感と独特の美的センスを両立させた出来栄えで、
全国の読者から高い反響と好評を獲得した。
また「地底世界ペルシダー」シリーズ、「英雄コナン」シリーズといった異世界が舞台のSF、
ヒロイック・ファンタジーものの挿絵や表紙画での、主人公や戦士たちの肉体美も印象深い。
くわえて妖艶な美女の作画も秀逸で、特にまぶたを閉じて長い睫をしばたかせ、
口を開きかけた女性の悩ましい表情などは、
多くの昭和期の挿絵画家の中でも群を抜いている。
子どもの頃とか若い頃はSFをよく読んでいました。
(ああ、SFという言葉の響きが懐かしい)
その時にも出会っていたと思います。
妖艶な美女の絵も浮かびますが、この説明通りの絵はあったけなあ。
時が経って、画家に関心が向くようになりました。
今度出会った時には、絵をコピーしておきたい。
残念なのは、もう柳さんは亡くなっている。その点では、ちょっと遅すぎました。
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