夏の研修12 HPで実践を広める
今日は8月26日。
今回は8月19日の研修報告です。
第1回授業のユニバーサルデザイン研究アカデミー
~教科教育と特別支援教育にかかわる専門性を高める~
場所:筑波大学附属小学校
◇講義Ⅰ① 「学校UD化をどのように進めるか~教師の意欲とスキルの向上~」
◇講義Ⅰ② 「授業のUD化をどのように進めるか~校内研究・補充指導のシステム~」
講師:京極澄子(東京都日野市立日野第三小学校 校長)
〇すでにUDを実践している
・優れた学級経営の実践にはUDの視点がある。
・優れた授業の実践にはUDの視点がある。
・つまづいている子のための工夫はUD。
↓
・校内のUDを見つけ、認め、発信する。
・HPで教師の実践を発信。H23年度。今でも見ることが可能。
※HPをこうやって利用するのはいいなあ。年度がすんでも見られるのも魅力である。
・校内で「私の実践する特別支援教育」発表会・・夏休みに実施。
〇年に1つ、共通ルールを設けて子どもたちが守れるようにする。例:時間を守る
〇コーディネーターは4人いる(低中高学年養教)1人じゃ無理
〇ひのスタンダード 8つの項目 チェックリストで自己点検している
・場の構造化・・・学習用具の整頓 使いやすく
・刺激量の調整
・ルールの明確化・・・発言の仕方 話の聞き方
・相互理解の工夫・・・最大のモデルは教師 教師の態度を子どもたちは見ている
・時間の構造化・・・見通しを持たせる
・情報伝達の工夫・・・視覚化 学んだことを掲示(忘れやすい子にはいい)
・参加の促進・・・パソコンで作文 スピーチで物を持たせて話す
・内容の構造化・・・ひと目でわかる指導案
〇授業のUD化
・教科研究に特別支援教育の視点を
・講師で決まる・・・日野市では桂聖先生を呼ぶ
・「あんな授業を自分もしたい!」で火がつく
・指導案検討は模擬授業で ※やらんといかんなあと思っていること
〇教師が変わらないと子どもは変わらない
〇教科指導にUDの視点を入れることですべての子どもたちがわかる授業になる
・先生たちの校内研究への意欲が「やらなくっちゃ」から「やりたい」に
↓
そんな研究構想を考える
〇指導の工夫の視点を決める
・焦点化(シンプル)・・・課題の焦点化 シンプルにして1時間でやることをわかりやすくする。
活動の焦点化 教師がわざと落としたセンテンスカードの並び替え
・視覚化・・・言葉・文・文章・論理・児童の考え
何のために見せるのか どんな力をつけたいのか 考える
先生の発問の「見える化」を心がける
児童の考えの「見せる化」も・・・
資料を使って説明。言葉のみが飛びかう教室ではだめ
論理の「見える化」・・・文章構成を色分けする
・共有化・・・課題・ペア学習・全体での話し合い・モデル・ヒント
ヒント・・・頭がよく答えをすぐに言ってしまう子 他の子にヒントを言う係にする
みんなが「話したい!」という気持ち→それを近くの人に話す
それがペア学習の目的 意見が出ないからペア学習ではない
〇通級指導学級 授業で活躍させるための予習的指導 ※こういう発想もあるんだ
HPで先生たちの実践を報告するというのが興味アリ。
〇昔の特別支援教育 「個別配慮」だけでどうにかしようとした
人を増やして厚く見ようという考え方 だから介助員のぶん取り合戦
今は「指導方法」「学級経営」「学級環境」「学校環境」等の整備が行われている
〇指導案の中に「つまづき」の項目がある。予想されるつまづきと、支援の明記。
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