「絵本で育てる情報力」より 「絵の分析」で子どもの生活を向上させる
今日は8月11日
前投稿に引き続き、本「絵本で育てる情報分析力」(三森ゆりか著/一声社)より
「絵の分析」によって、観察力がつくとか作文が書けるようになるのも大事ですが、
特別支援学級の担任としては、子どもたちに生活力をつけさせたいと思います。
ふだんの生活で、自信をもって判断して、
いろいろな局面を切り抜けられるようになって欲しいと思います。
「自立する力」ですね。
その力が、「絵の分析」によって身につけられたらと思っています。
関係するところを引用します。
何らかの事件に偶然遭遇したときにも、
「絵の分析」によって培った資質は役に立ちます。
幼いときから対象をしっかりと観察し、分析する技術を身につけていると、
目の前で突然何か事件が起きたときにも、
持っている力を総動員して対象をよく観察し、
自分のなすべきことを判断する力を与えてくれます。
目の前の光景はは、もちろん動いており、静止している「絵」とは異なります。
けれども、一瞬一瞬は一枚の切り取られた像(イメージ)の形で
視覚の中に飛び込んできますから、
このときにその像を受けとめる能力があるかないかは、
場合によっては人の生活を左右する問題に発展する可能性もあるでしょう。(60p)
今回、「絵を見るメソッド」を2学期にやってみたいと思ったのは、
「絵の分析」のトレーニングによって、
子どもたちがオドオドせずに自信を持って生活ができるようになるのではと思ったからです。
目の前の子どもたちにはそんな力をつけさせたいと思っていました。
1学期から行ってきて、2学期にはもっとやりたいと思っている
ワーキングメモリートレーニングも理由は同じです。
「絵の分析」トレーニング、ワーキングメモリートレーニングは、
きっと2学期の2本柱になるだろうな。
予定では、2学期当初から「絵の分析」トレーニングはスタート。
10月31日の研究授業は2年国語の単元「絵を見てお話をつくろう」で実施。
もちろん「絵の分析」がたっぷり含まれた授業にします。
この授業が済んだところで、9・10月に実践してきたことについて意見をもらい修正。
また2学期後半に実践を継続させます。
キーワードは「継続」
特別支援学級の子どもたちを変えるには、やはり継続でしょう。
もちろん2学期の様子はこのブログに書いていきます。
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