「麒麟の翼」/世の中、甘く見ているようなら安心だ
今日は2月11日。
映画「麒麟の翼」(2012年)を見ました。
教師が真実を隠した行為が、後に悲劇を生み出します。
そこがズシンと来ます。
真実を隠さず、真正面から取り組みたい。
そこを最初の感想で書くかと言われそうですが、
同業の人なら、この点がきっと印象に残ると思います。
いいこと言うなあと思う場面がいくつかありました。
2つ載せます。
金森「元気な時に交わした約束なんて、何の意味もありません」
親の死に目に会わなかった主人公加賀。
仕事を優先させろという親との約束を守ったと言う。
そんな加賀に、看護師の金森が言ったのが上の言葉。
死期が迫った父親は、本当は息子の加賀に会いたがっていたと伝えた。
確かにそうだなあと思った言葉です。
フィアンセは死んでしまったが、
彼との子どもを産んで育てたいと言う中原香織。
「世の中を甘く見ていますよね」という香織に、
加賀がこう言いました。
「世の中、甘く見ているようなら安心だ。
どこにも光がないと絶望してしまう」
実は語尾が不明瞭で、私の判断で「絶望してしまう」にしました。
「絶望しているように」みたいに聞こえました。
私自身の体験で、新任2年目に教頭先生に
「お前は甘い」と注意され、「甘くないないと動けません」と言い返したことがあります。
申し訳ないと今では思います。
でも「甘く見る」ことは、可能性を感じていることだから、
いいことなのだと思います。
加賀が言った言葉に共感しました。
3連休の気楽さから、またまた映画を見ました。
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