「サグラダ・ファミリア」で思い出される曲
今日は2月11日。
昨晩は、すでに何年か前に退職をされた方々と飲み会。
その一人有我忍さん(ペンネーム)は退職後、
マレーシアやスペイン、トルコに長期間1人旅をして、
旅行記を自費出版している方。
荷物を盗まれたり、ぼったくりバーでたかられたりと大変なことも起こりますが、
旅先で多くの人と出会い一緒に旅する様子がよくわかる旅行記でした。
退職後の生き方の参考になる方です。
スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリアも旅していました。
地下鉄のディアゴナル駅で乗り換えて、聖堂の駅で下車した。
地上に上がると天高くそびえる聖堂が目の前に迫ってきた。
1区画を占める広くて高い建造物である。
ガウディの作品らしく凸凹のアクセントが強調されていた。
まさにガイドブックで見た通りである。
今なお建設中なので何台もの巨大なクレーンが見上げるほどの高さにあり、
痛々しささえ感じさせる外観でもあった。
(中略)
(午後)6時近かったので(切符を)待たずに買えるかと思いきや、
待っていた人の列が100mはあっただろう。がっかりであった。
しかも西日がまともに当たる最悪の位置であった。
私の番が近づくと、銃を持って警備している兵隊が
外国人である私の持ち物と身体検査をはじめた。
どうして私だけを検査するのかわからなかった。
よく考えると、結構大きなリュックを持っていたから検査を受けたのだと思う。
「スペイン・トルコ漫遊記 ボスフォラスの風」(有我忍著)より
有賀さんの旅行記は、人の中に入っていく話が多いです。
この場面もささやかですが、人の中に入っていきます。そして何か起こります。
この連続です。
懐かしい曲が思い出されました。
イギリスのロックバンドであるアラン・パーソンズ・プロジェクトの「サグラダファミリア」です。
1987年発売のアルバム「ガウディ」の中の1曲。
まだ行ったことがないサグラダファミリアを思い浮かべて聴き込んだ曲です。
また聴きたくなりましたが、天井裏の倉庫から見つけ出すのは一苦労です。
でも今の世の中はありがたい。
youtubeで聴くことができます。20年ぶりくらいに聴いてみました。
きっとサグラダファミリアの壮大さはこんな感じなのだろうな~。
実際に見に行った有賀さんに教えてもらおう。
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