「岳」17・18巻読破・・・・終わっちゃった
今日は10月2日。
ついにマンガ本「岳」もクライマックス。
最終巻の18巻と、17巻を貸してもらって、一気に読みました。
その時に役立ったのが、先日見た番組「夏体感!グレートサミット」(NHK)。
8000m以上の場所では、人間はどのような状態になるのかつかんで、
この2冊が読めたのはよかったです。
※8000m以上の場所での感覚←「夏体感!グレートサミット」について書いています。
ストーリーは、ローツェに登る島崎三歩と、
三歩の山仲間オスカーが率いるエベレスト隊の登山が並行して描かれていました。
17巻で三歩はローツェに登りきります。
その三歩が、エベレスト隊とどうかかわるのか興味がありました。
17巻のラストで、もう絶好のタイミングで登場しました。
三歩の超人ぶりが、ここから始まりました。
上の図は非常によかったです。
17~18巻は、この場所で数々の出来事が起こります。
頭の中にあるこの図で、よくわかりました。
エベレスト隊の中の2人が登頂に成功します。
その時のコマです↓
「草介・・・・・・今、何を考えている?」
「もう・・・・登らなくていいんだなって・・・・・」
「もう・・・・ここより高い場所はないもんね」
先日聞いた竹内洋岳さんの話が思い出されました。
8000mは、厳しい場所なのです。
18巻は、最終巻だけに、「岳」における重要な課題への答えを出そうとしていました。
学生時代にクレバスに落ちて三歩に助けられた小田草介が、
三歩に尋ねます。
「三歩さんは、どうして、他人(ひと)のために、山に登るんですか?」
「三歩さんは、どうしてここまで頑張れるんですか?」
三歩の救助に対する超人的ではあるが、命をかけた行動に対する疑問です。
やれると思うんですよね。
きっと助けられると思い挑戦する気持ちなのでしょうね。
自分に対するすごい自信。
それでいて、大変な場面でも口にする言葉が楽しい、やさしい。
こんな超人、いるわけないじゃんとは思いつつ、
自分のあこがれの姿です。
↑いいでしょ、この顔。
やっぱり大きな口がいい。
映画「岳」で、小栗旬が島崎三歩に迫ろうとも、
この大きな口がまねできない。
↓草介が至った結論です。
三歩から学んだことです。
人間って、やっぱり人助けをしたいと思うようになっているし、
そのためにいつも以上の力が出るようになっているのでしょう。
人助けだと思えば、自分の力を十分に発揮できる。
自分にはこんな力があったことを知る。
そこを知りたいから頑張るのでしょうか。
以上です。
「岳」の話は終わってしまいました。
島崎三歩が次はどんなことをしてくれるだろうというゾクゾク感は、
もう味わえません。
最後に結論。
こんな体力と技術のある人、こんな大きな口の人はいるわけないけど、
こんなやさしい性格の人、緊急時でも動じない人がいるわけないけど、
でも憧れる。島崎三歩に憧れる。
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