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2012年9月 4日 (火)

今年は中央アルプス2・・・池山避難小屋~空木岳

 

今日は9月4日。

 

8月30日~9月1日の3日間、山の中にいました。

その報告のつづき。

 

前投稿で、池山避難小屋に泊まったことを書きました。

山奥の木々におおわれた場所に一つだけある避難小屋で、

泊まったのは私たち2人だけ。

雨が降るような天気だったので、外は闇夜。

ヘッドランプをつけて外に水汲みに出ましたが、

覆いかぶさってくるような闇は恐怖でした。

この森の中には、大小の生き物がきっとたくさんいるわけで、

彼らは毎日、この闇を体験しているわけだなあ。たいしたものだと感心してしまいました。

人間は、闇夜では何も見ることができず、その闇から何か襲ってくるのではと想像し、

勝手に恐怖心をいだくのでしょう。

久々の闇体験。ドキドキして心臓を使いました。

8月31日の朝。池山避難小屋を出発する時の写真です。

もう全く恐怖心なし。太陽はすごい。朝はすごい。

RIMG0241  RIMG0240

RIMG0242  RIMG0243

↑ 小屋のすぐ前にある水場。ここの水はチョロチョロでした。

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↑ 晩にやっと見つけた避難小屋。冬に雪に覆われると、さらに発見しにくいそうです。

RIMG0245

登山道の傍らにある水場。

前の晩は、この水場を発見して、小屋に近づいたことを知りました。

小屋はここから100mほどの場所にありました。

 

しばらくは樹林帯の中を歩きました。

しだいに天気が良くなるのがわかり、

空木岳に行く頃には晴れるだろうと期待しました。

今回、携帯食にしたものの一つがこれ。

RIMG0277

塩金平糖」(出雲市原寿園)

汗びっしょりの登山の休憩に、とてもマッチしたお菓子でした。

口に入れた途端にわかる塩味がうれしかったです。

値段は315円。しかし、送料で700円ほどかけたので、

奥さんには怒られました。

樹林帯を抜け出すと、見晴らしのいい登山道になりました。

下の写真は、駒石をいただくピーク。

RIMG0282

RIMG0285 ← 駒石 

RIMG0284

↑ 駒石付近から見た空木岳

いよいよいつかは登りたいと思っていた山に近づきました。

 

RIMG0291

空木岳すぐ近くにある空木駒峰ヒュッテ

夕食朝食の提供はない素泊まりOKの小屋です。

冬季も一部開放しているところです。

この小屋ができたいきさつをWikipediaで読みました。

Wikipedia 空木駒峰ヒュッテ

空木岳付近で遭難が多く、空木岳の稜線上に避難小屋の必要が出てきました。

1963年1月にも、空木岳南の鞍部に於ける大学生の遭難事故が発生しました。

空木岳稜線で一週間近く生存すべく奮闘しましたが、死に至ったそうです。

行政がなかなか動けない状況下、駒峰山岳会が自分たちで材料を準備し、

担ぎあげ、1969年に完成させました。

現在の小屋は、1998年に新設されたものだそうです。

これは下山して調べたことです。あらかじめ知っていたら、もっと小屋をじっくり見ただろうなあ。

生ビールが飲めることはチェックしました。   

 

RIMG0286

↑ 稜線から見下ろした空木岳避難小屋

冬は雪に埋もれるため使用できないそうです。 

そしていよいよ空木岳に登頂。

残念ながら、周囲はガスに包まれて視界はほとんどなし。

上空に少しだけ顔を見せてくれた青空に敬意を払って、

頂上の柱と一緒に撮影しました。

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一つのことを成し遂げましたが、この日はこれからが大変でした。

(つづく)









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