「合奏」「バベルの塔」「女占い師」のマンガ
今日は4月22日。再スタートから9日目。
前投稿のつづき。
「ギャラリーフェイク 第15巻」(細野不二彦作/小学館文庫)を読みました。
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フェルメールの作品で、1990年に盗まれた「合奏」に関する話でした。
フェルメールの贋作者ハン・ファン・メーヘレンの名前も登場します。
なかなか面白いストーリーでした。
マンガはもちろんフィクションですが、このマンガによると、
半年後には、「合奏」の真作が無事に修復されて戻ってくることになています。
本当にあった事件を巧みに使ったマンガ。お薦めです。
難点は、男の人の顔が主人公以外よくない。なんか貧相。
第16巻も一緒に手に入れて読みました。
こちらには、ブリューゲルの「バベルの塔」が出てくる話があると知ったからです。
でも、こちらは「バベルの塔」は脇役でした。
第16巻で面白かったのは、ラトゥール(フランス)という画家の絵「女占い師」が絡む話。
このマンガで初めてこの絵を知りましたが、ちょっと愉快な絵です。
中央の男に、占い師の老婆がコインを示して話をしています。
そうやって気を引きつけている間に、老婆の3人の娘が男から貴金属を奪おうとしています。
「だまし」がテーマの絵です。
そしてマンガも「だまし」がテーマでした。
主人公が見事にだまされます。
美術品の薀蓄を盛り込んだマンガ。ちゃんとこういうマンガもあるのですね。
「ギャラリーフェイク」!!
懐かしいです。大学時代に読んでいました。
オシャレ感があり、好きでした。
投稿: し~さん | 2012年4月22日 (日) 09:49
し~さんへ
コメントをありがとうございます。
ギャラリーフェイク、面白かったです。
美術ネタでこんなマンガができちゃうんですね。
投稿: いっぱい道草 | 2012年4月22日 (日) 16:03