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2012年4月25日 (水)

オルセー美術館6・・・「晩鐘」(ミレー)


今日は4月25日。

    

前投稿のつづき。

前投稿で紹介した番組放映の翌日、3月13日放映の「欧州 美の浪漫紀行2 

画家ミレーが”晩鐘”にかけた想い」より。

   

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「晩鐘」(ジャン=フランソワ・ミレー作 1857~1859年) 55.5×66cm

   

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この番組で特に勉強になったのは、「バルビゾン派」について。

ミレーはパリに住んでいましたが、パリでコレラが流行。

非難するため、パリの南東65㎞の場所にあるバルビゾン村に移り住みます。

フォンテーヌブローの森という変化に富んだ森が隣接し、自然豊かな場所でした。

RIMG0655

そのため、ミレーは風景画を描くようになり、

同じように風景画を描く画家がたくさん集まってきました。

この集団のことを後にバルビゾン派と言うそうです。

バルビゾン・・・いい響きです。聞いたことがある言葉でしたが、判明しました。

位置を地図で示します。

 


大きな地図で見る

    

晩鐘」について。

当時のフランスは、産業革命があって、貧富の差が生じ、

貧しい人たちの生活が苦しく、為政者に蜂起したりすることがあったそうです。

フランスを治めていたナポレオン3世は、

国民の大多数を占める農民の支持を得るために、

ミレーの描いた絵を利用しようと考えます。

RIMG0656

ミレーはバルビゾン村付近の自然の中で働く農民の姿を描いていました。

RIMG0658 RIMG0659

1867年のパリ万博でミレー展を開催し、「晩鐘」などが公開されました。

RIMG0660

ミレーは名声と1000フランを得たそうです。

そんな歴史を背負った作品でした。

社会科教師だからってわけではありませんが、

美術の勉強をしていても、いつかは社会科につながります。

 

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