「遅かりし半次郎」ではなくて「遅かりし由良之助」
今日は12月31日。
いよいよ2011年最終日。
今朝、日の出頃の東の空がきれいで、これを撮影しようとしました。
しかし、ちょっと手間取っていたら、好機を失いました。
その時に自分の口からふと出たのが、「遅かりし半次郎」
ムム、これって何だ?
気になると調べずにはおられない。
何か面白い事実にぶつかるかもしれないからです。
結果、語源はわかりましたが、名前が違っていました。
正確には「遅かりし由良之助(ゆらのすけ)」でした。
辞書によると、こう書いてありました。
歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君の切腹に間に合わなかったことから
時機を逃して用をなさないことにいう。
大星由良之助は、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)がモデル。
主君は浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)
歌舞伎では、史実と違って、由良之助が、主君の切腹に馳せ参じる話になっているそうです。
ほとんど虫の息の時に、由良之助はやってきます。
観客はそのシーンで、由良之助早く来いとジリジリしたのでしょう。
歌舞伎のセリフにはない「遅かりし由良之助」という言葉が、
観客の心理から生まれた故事成語のようです。
※参考:http://www.eonet.ne.jp/~jawa/kabuki/turedure/osokarisi.html
私はなぜか「由良之助」が「半次郎」になっていました。
しかし、いつもひとり言のようにつぶやいていたので、
間違った言葉を広めた心配もないし、間違いを指摘されたこともなし。
しかし、指摘されなかったので、ついつい「半次郎」のままで来てしまいました。
これからは「由良之助」でいこう。
半次郎といえば誰を思い出しますか?
幕末・明治初期に活躍した中村半次郎(後の桐野利秋)ですよね。
昨年、「半次郎」という映画がつくられたようです。
その予告編。
話がどんどん脱線していってしまう。ここで終了。
まだ年賀状を書ききっていない。
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