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2011年11月26日 (土)

図工の授業4・・・授業の流れ

   

今日は11月26日。

前投稿のつづき。

「小学校 図画工作科の指導」(建帛社)によると、

紹介した2枚の絵を題材にして授業をします。

エプソムの競馬7  関屋の里11

題材設定の視点は次の通り。

2つの絵を、疾走する馬に着目して比較鑑賞することを通して、

馬の激しい動き(スピード感)を表現させるために、

作者がどのおうな工夫をしているかに気付かせるとともに、

それぞれの表現様式の違いに目を向けさせることである。143-144p)

   

本に載っていた授業の流れを参考にして、次のような授業の流れを作りました。

 

〇二つの作品を見せて、それぞれの絵のいいなと思ったところを

 できるだけワークシートに書かせ、発表させる。

 ※作者と作品名などについて知らせる。

〇「どっちの馬が速そうか」と問うて、その理由まで考えさせ発表させる。

 ※「ジェリコーの絵には実際には有り得ないところがあります。何か?」と問うて考えさせる。

〇授業の感想を書かせる。

   

今年度の授業では、気づかせることに主眼を置いてきました。

したがって、当初の案では、気づいたこと思ったことわかったことを

できるだけたくさん書かせようと思っていました。

しかし、部会で相談した時に、「鑑賞」はいいところを見つけることだから、

いいところに目をつけるのがいいのではと指摘され、

なるほどと思って発問を変えました。

いいところに「気づく」のだから同じだと考えました。

この点については、指導員の先生から、授業後の指導で、

単純に「気づいたこと」を書かせて発表させることで、

絵のいいところにや主題にも迫れると言われました。

とにかく「気づく」ことがスタートなのです。

やはり「気づく」は大事な力、心構えだと再認識しました。

   

でも上記の流れでよかったと思います。

反省点は、絵のタイトルや作者名を早めに言ってしまったこと。

いいなと思ったところを発表させた後でよかったと思いました。

競馬の場面であるとか、浮世絵であるとか、説明しなくても、

子どもたちが気づいていくことです。

   

授業の最後に、「ジェリコーの絵には実際には有り得ないところがあります。何か?」と聞きました。

5人ぐらい指名したところで、正解が出ました。

どよめきがありました。

作者の工夫であることを話して、感想を書かせて授業終了。

時間ピッタリでした。

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