2011北アルプス5・・・宿泊地~中岳
今日は9月3日。
8月27日~29日は山の中でした。
28日。
朝4時過ぎに起きて星空を眺めました。
すでに空は明るくなり始めていましたが、下界に比べればたくさんの星が見えました。
天の川も見事に白く流れていました。
5時くらいになってシルエットだった槍ヶ岳の姿が見えてきました。
前日の夕方は、ガスのために見ることができなかったのですが、
今日は大丈夫。
2年ぶりに登るのが楽しみではありますが、まだまだ遠いなと思ってみました。
5時過ぎに出発。
南岳ー中岳の稜線を目指して登りました。
朝日で赤く染まる槍ヶ岳などの山々。
調べていたら偶然、このような山が赤く染まる現象を表す言葉を知りました。
アルペングリューエン(Alpengluehen)
Alpengluehenはドイツ語。
Alpenは「山岳の」「高山の」、gluehenは「輝き」の意味。
時には黄金色に染まるとのこと。
神秘的な風景です。
Nさんの向こうに見える堆積物は氷河地形のモレーン。
右手の岩の塊が、屏風岩。
つまり、前日に歩いた場所が雲の下にあるわけです。
よく歩いてきたなあと思いました。
今日は「常念岳」の小屋まで行きたいとNさんに言われました。
あそこまで行くのかと思って常念岳を見ました。
(結局1時間ほど手前まででした)
足元にはイワギキョウ。さっそく撮影。
槍ヶ岳方面を望む。
手前から中岳、大喰岳(おおばみだけ)、そして槍ヶ岳。
これは2年前にも通った稜線です。
4回の北アルプス登山で、初めてコースがダブりました。
北アルプスを歩きながら、こんな経験は貴重。
最初で最後だろうなと思いつつ歩いてきましたが、
同じところにまたこれたことを幸せに思いました。
健康で元気で、多少の余裕がある証拠です。
向こうには笠ケ岳頂上が見えます。(つづく)
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