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2011年4月16日 (土)

「学び合い スタートブック」引用1

   

今日は4月16日。

昨年度挑戦しましたが、十分できなかった「学び合い」

今年度も挑戦を続けます。

まずは勉強。

次の本から引用します。

 

クラスが元気になる!「学び合い」スタートブック

 

 

  

 クラスが元気になる!「学び合い」スタートブック
西川 純

学陽書房 2010-09-18
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クラスの誰一人も見捨てずにわかる授業を求め続けた結果、

「一人の教師では無理。クラスみんなでやらねば」

という、わかってみれば当たり前の結果を得ました。

さらにクラスみんなで課題を達成するために協力したり、

学び合おうとする時、クラスの人間関係が改善されることがわかりました。

つまり、教科学習と生徒指導は分けられず、不分離であることがわかりました。

それが『学び合い』です。(3p)

※学び合う中で、貴重な人間関係ができるわけです。それは、まだ十分ではない昨年度の実践でも感じることができました。

    

   

私には原罪があります。

教材・話術、そして熱血で作り上げた私の担任クラス(高校)ですが、

私が大学に異動したとたんに崩壊してしまいました。

その当時はその理由がわかりませんでした。でも、今はわかります。

教材・話術、そして熱血で子どもを引きつければ、

子どもは私にピッタリと繋がります。

でも、一方、子ども同士のつながりは弱いものです。

いや、教師の歓心を自分に向けさせることに関してはライバル同士とも言えます。

私がいる間は集団となっていますが、私がいなくなったとたんに崩壊するのです。

(中略)

多くの善意の教師は、教師にスポットライトが当たる職能形成をしています。

でも、それでは全ての子どもを救うことはできません。

全ての子どもが救われるためには、

子ども集団に視点を向けた職能が必要なのです。

そして、教師の手許を離れた卒業後の彼らの幸せを保証するものを、

彼らに与えなければなりません。

それは子ども集団から培われるものです。

教師は卒業後の子どもについていくことはできません。

でも、仲間はその後の人生で、彼らを守り続けてくれます。(3~4p)

※同じような考えを俵原先生も講座で語っていました。

「次年度リバウンドしないために」.html

昨年度、久しぶりの6年生を担任して、

卒業後、子どもたち同士で助け合っていける集団作りを意識しました。

だから「学び合い」はぜひやりたかったのです。

今年度も幸い6年生担任。卒業後も助けあえるいい集団にしていきたいです。

    

   

「学び合い」では単純に考えても、教えてが一人から数人に増えます。

それだけでもわかりやすさは増すはずです。

しかも相手が友達なので、教師に聞くより聞きやすくなります。

先生には聞きにくいこと、たとえば何をしたらよいかわからない、

問題文が読めない・・・といったこともすぐその場で解決できるので、

課題に取り組みやすくなります。

さらに、子どもたちの教え方は、教師と同じくらい、いえ、

時には教師より上手なのです。

これはなかなか認めたくない事実ですが、

「学び合い」の授業中の子どもたちの会話をよく聞いていると実感できるはずです。

子どもたちは教師と違って、

まさに今その時に「できた!」「こういうことか!」ということを体験しているのです。

どこにつまずき、どこが難しいのか、よくわかっています。

その上、友達のこともわかっているので、

この子はここでつまずきそうということを予想して、

アドバイスをしてくれることもあります。

担任一人がどんなにがんばっても、決められた時間内にクラス全員の子どもに、

こんな決め細かな指導をすることは不可能です。(21p)

※昨日、算数で「学び合い」を実施。

ある男の子が、教えてもらっていて、

突然大きな声で「わかった!そういうことか」と言いました。

静かな一斉授業では出ないであろう素直な大きな声。

少々ワイワイとした雰囲気だからこそ出た声だと思います。

その子に一生懸命に教えていた子どもも気分がよかったと思います。

子どもたちの教え方を信じて、「学び合い」の時間を少しずつ増やしていきたいと思います。

 

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