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2010年8月20日 (金)

「幻の甲子園」より・・・野球の最後の一部分

  

今日は8月20日。

夏休みに読んだ本の一つ「幻の甲子園」(文藝春秋)

印象に残る文はたくさんあります。

少しはブログに書きうつし、血や肉になってほしいと思います。

    

「幻の甲子園」のスタートはこう始まります。

    

序章

文部省からの通達

徳島商業野球部監督の稲原幸雄は、

部員たちから「鬼」と恐れられた熱血漢である。

至近距離から放たれるノックは、

一人に対し1時間以上に及ぶこともあった。

疲労で動けなくなった選手には、

容赦なくバケツで水を浴びせた。

起き上ったところに、再びノックの雨を降らせた。

しかし、その指導理念の根幹は、

プレーとは別の部分にあった。

当時、徳島商業で三塁手だった妹尾(せのお)和治さん(84歳、取材時)はこう語る。

「球場に着いたらまず、石灰で打席や塁線をきれいに書くことが、

大事な練習の一つだと教わりました。

『ラインをしっかり書くことができなければ、しっかりしたプレーもできない』と。

『一流の線を引けなければ、一流の選手になれない』ということです。

これが『内情を知る』、

つまり『野球を知る』ということの根幹として位置づけられていました。

打ったり投げたりというのは、

野球の最後の一部分でしかないというのが稲原さんの哲学です。」(8p)

    

ラスト2行は重い!

この2行がずっと忘れられず心に残っています。

  

これは今年から指導することになったバスケット部でも生きる教えです。

稲原監督は厳しかったが、選手からの信望は厚かったです。

それは読み進めていくとよく理解できます。

   

   

こんなスタートで始まる「幻の甲子園」

引き込まれました。(つづく)

    

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