2日間で学んだこと/引き出しの中身も増やす
12月26日、27日は勉強してきました。
新教育のてつじん倶楽部による「鉄人倶楽部 関西 冬の講座」に参加してきました。
3人の講師の先生の話を聴いてきました。
杉渕鉄良先生。
中井隆司先生。
俵原正仁先生。
26日の晩には飲み会で仲間と話ができました。
そして行き帰りの電車では読書。
2冊読むことができました。
「つなげる力」(藤原和博著/文藝春秋)
「野中信行のブログ教師塾」(野中信行著/学事出版)
充実した時間でした。
ブログで、この2日間で勉強したことをアウトプットして、
自分の血や肉になってほしいと思っています。
〇杉渕先生の講座より
特に勉強になったことを箇条書きで書いていきます。
・発問・・ボワ~としていたものが、問われることでわかってくる。大人も子どもも。
※問われて書くように言われて、文章化が難しいことに気づく。でも書き並べることで、自分の思っていたことがはっきりしてくる。
・授業力。さまざまなものがある。授業の序盤、中盤、終盤それぞれで必要な授業力がある。
・「~気持ちは?」と問うのは教師の横着な発問。子どもは動かない。
・斎藤喜博先生の発問は、二択の形をとるものが多い。
・教師は実績がものを言う職業。(批判するなら、それ以上のことをやれ)
・資料「くじらぐも」
四じかんめのことです。
一ねん二くみのこどもたちが たいそうをしていると、
空に 大きなくじらがあらわれました。
まっしろいくものくじらです。
「一、二、三、四。」(略)
発問(「四じかんめのことです」を読んで)「このことから何がわかりますか?」
発問(「一ねん二くみの子どもたちが」を読んで)「何がわかりますか?」
発問(「『一、二、三、四。』を読んで)「誰が言っているのでしょう?」
これらの発問で、いろいろな答が出る。他の人の意見を聴くことは面白いことだと気づく。
・年間かけて上がった力は下がらない。ふっと上がった力は簡単に下がる。
・発問してすぐに聞くか、3分書かせて聞くかどちらにするか。これを判断するのも授業力。
※杉渕先生も3分がいいと思っているように思えた。書かせて言わせるなら3分ぐらいがやはり適切なようだ。自分の体験からも。
・「くじらくも」のように、数行の文でもいろいろ発問していける。発問することで見えなものが見えてくる。
そんなことはどうでもいいじゃんと言う意見もある。しかし映画撮影をするとなるとどうでもよくない。※この考え方はずっと昔の講座でも言われていた。算数の文章題を解くときにも有効だった。
・子どもの発言に対して返す力は大事。アドリブ力。
・漫才界で生き残っているさんま、たけし、紳助、今田耕司とかは返す力がある。
・返す力をつけるためには、自分の引き出しを増やす。引き出しの中身を増やす。
※「引き出しを増やす」という言い方はよく聞くが、「引き出しの中身を増やす」という言い方は初めて。なるほど。
※このブログを書くことは、引き出しを増やしていることだと思っています。来年も増やすぞう。
今回はここまで。次の投稿につづく。
2日間ありがとうございました。
講座がスタートするまで不安でいっぱいでした。
でもリピーターさんの顔を拝見するうちに、元氣がいっぱいでました。
ありがとうございました。
投稿: せきちゃん | 2009年12月28日 (月) 22:30
せきちゃん、お疲れ様でした。あっという間の2日間でした。でも中身は濃かったです。いつものように。
講座の最後にせきちゃんが出てくるのがこれからの恒例ですか?そうしましょうよ。
またリピーターとしておうかがいします。よろしくお願いします。
投稿: いっぱい道草 | 2009年12月29日 (火) 06:07