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2009年11月24日 (火)

企画展10/虫送り/飛んで火にいる夏の虫

市内の民俗資料館の企画展「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」を見に行って、

虫送り」という言葉にも興味を持ちました。

説明板には次のように書いてありました。

   

大切な稲を害虫から守りたいという人々の願いの表れの一つに

虫送りがあります。

これは、松明(たいまつ)を焚き(たき)、

鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしながら田んぼの中を練り歩いて、

村中から虫を追い出す儀式です。

江戸時代後期に注油法ー田んぼに油を張り、

そこに虫を払い落して窒息させる方法ー

が登場するまでは、人々は単に害虫を補殺するか、

虫送りによって神頼みするほかはありませんでした。

    

人間は今、虫を殺す方法をたくさん手に入れていることを感じました。

いろいろな農薬、そして殺虫剤。

昔は神頼み的な虫送りをやっていたんだもんな。

しかし松明を燃やすのは意味があったかも。

夜、火を燃やせば、虫はつられて集まってきて、

挙句に「飛んで火にいる夏の虫」状態で死んでしまう可能性があるので。

※参考:「くぼたのたんぼ 虫追い」http://www.tanbo-kubota.co.jp/tool/tool09.html#

   

今でも県内で虫送りをやっている所がありました。

常滑市と稲沢市です。

※「常滑市HP」http://www.city.tokoname.aichi.jp/ctg/75300150/75300150.html

Image007    

   

    

※「稲沢市HP」http://www.city.inazawa.aichi.jp/ka_annai/syougai/bunkazai/data/202.html

202

  

    

どちらも7月上旬に行われます。

来年は虫送りのニュースを気にしようと思います。

できたら行きたいくらい。

    

      

以上、企画展で見てきたことを10の投稿でまとめました。

4年の社会科で「古い道具昔のくらし」という単元があります。

今年は火鉢の勉強を中心に据えて学習をすすめました。

今度やる時は(いつになるかわかりませんが)、

「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」で昔の人たちがやってきたことを切り口にして

授業ができるなと思いました。

その時は、ブログに書きとめたことが役に立つでしょう。

他の人が授業をやる時にも参考になったら、ここに書いた甲斐があります。

   

もう一つ企画展のことで書きたいことがありますが、

そのためにはもう一度民俗資料館に行くか、

電話で尋ねないとだめなので、後日書くことにします。

田んぼの鳥よけのために、人間の服を置いておくことを、

何とかと言ったんだよなあ。メモをしてこなかったことが失敗です。

   

根気よくここまで読んでいただきありがとうごじます。

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