火鉢6/五徳はどっちを上にして使うか
今日の昼過ぎに、担任している子どものおじいさんに会いに行きました。
火鉢の使い方を実際にやってもらい、勉強するためです。
普通は他の場所で火をおこして炭に火を移すそうで、
今日は私がその準備をしていなかったので、
火鉢を中で直接火を起こして、上の写真のように炭に火を移してくれました。
今日は天気が悪くて、寒い日だったので、
炭のぬくもりはありがたかったです。
これは火鉢の中に入れて使う「五徳(ごとく)」と呼ばれるもの。
上の写真のようにどっちを上にして使うか?。
学校の先生たちで意見が分かれましたが、
右のように爪を上にして使います。
湯を沸かしたり、網を置いて焼いたりなどいろいろ役に立ったことから、
「五徳」というありがたい名前がついたと聞きました。
しかし、調べてみるとこんな話がありました。
次のサイトからの引用です。
「わたしの楽しいインテリア」http://www4.airnet.ne.jp/sakura/interior/tripod.html
五徳の初めの形は,物をのせる輪が上にあって,
足が下についた椅子や三脚のようなものでした。
なぜ三脚かというと,三本足はどこに置いてもガタつかないからで,
古くは竈子(くどこ)と呼ばれたもので ,
中国の古い器物・鼎(かなえ)などに見られる形に由来するもので した。
五徳が登場したのは安土桃山時代頃の日本だといわれています。
茶道の始まりと共に室内で用いる小型の炉「茶炉」又は「風炉」があらわれ,
竈子(くどこ)をそのなかに入れて使うようになりました。
ところが,輪が上にあると新しい炭を追加したりする時邪魔になります。
それで,輪を下にして柱を上にして使うことにしました。
そうして,足の形も棒のようにまっすぐであったものを爪をつけて,
鉄瓶などが安定するような形にしたのでした。
このとき,くどこを逆にしてごとくと呼び, 「五徳」の字をあてたのだというわけです。
なるほど。ありうるありうる。
面白い話はあちこちにありますね。
※「囲炉裏本舗」http://7rinhonpo.jp/archives/51147680.htmlより
この写真の五徳が4700円でした。けっこう高い。
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