墓参り/選挙/与党の「与」
今日(8月30日)の午前は墓参りと選挙に行ってきました。
自動車で片道30分のところに7月にお墓を作りました。
山のふもとの静かな墓地なので、そこにいるだけで心が落ち着きます。
投票もしてきました。
今晩の結果が楽しみです。
今、中学校の社会科教師をやっていたら、
この選挙はいい教材になるだろうなと思います。
夏休みに入ってすぐ、面白いブログを見つけました。
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今日届いた内容は、「与党と野党」
政権交代があるかもしれないと言われている選挙のある日にピッタリの内容です。
引用します。
■ 「与党」と「野党」 ■
「与党」と「野党」の意味なんて、知ってるよと思っていましたが、
改めて調べてみたら、意外と理解していなかったことを知りました。
そもそもある本で、
「与」と「野」が対語になっていないのは何故?
という疑問を目にしたからです。
そういえばそうですね。
それで、また漢字の分解です。
「与」
1、あたえる 贈与
2、かかわる 関与
3、仲間になる 与党
「与」といえば、まっさきに「与える」を思い浮かべてしまいますが、
仲間になるという意味があって、
「与党」は、
政府と仲間になっている党 → 政権を握っている党
「野」
1、のはら
2、民間
3、いやしい。いなかびている。 野卑
4、自然のままの。 野生
5、はんい。 視野
「野に下る(やにくだる)」でも取り上げましたが、
民間という意味の「野」でした。
http://kotobahiroi.seesaa.net/article/95663361.html
つまり、
「政府」対「民間」の対比でした。
お金をバラ撒き与えるの「与」、
野次の卑しい「野」かと思っていました。 笑
以上です。
「与」には「仲間になる」という意味があるのですね。
さっそく「常用字解」(平凡社)で調べました。
解説にこう書いてありました。
会意。もとの字は與に作り、与と臼(注:下の横線も中央で切れている。活字がなかったのでこの字を使う)と廾とを組み合わせた漢字。
与はおそらく象牙二本を組み合わせた形。
臼と廾はともに左右の手を並べた形。
象牙のような貴重な物を四本の手で捧げて運ぶ形が與で、
共同で運ぶことから「ともにする、なかま」の意味となり、
運んで他に移すので「あたえる」の意味となる。(627p)
「与党」と同じように「仲間になる」の意味の熟語がないか調べました。
ありました。
「与国(よこく)」・・・味方の国
「党与(とうよ)」・・・一緒に何かをする仲間。徒党。
あまり使わない漢字熟語だなあ。
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