新しい本宮山遥拝所
通勤路に「本宮山遥拝所」なる石塔が最近いきなり立ちました。
さらに木の壁におおわれ始めました。
なんかすごく立派なものになってきました。
「遥拝」とは「遠くへだたった所から拝むこと」です。
本宮山の頂上には砥鹿(とが)神社の奥宮があり、
そこを拝むといえば拝む場所かなとも思います。
でもなぜいきなり立ったのでしょうか。
この場所は建物の間からやっと本宮山の頂上が見えるような場所です。
最適な場所とは思えません。
調べてみました。
「広報とよかわ」の8月1日号に本宮山遥拝所のことが載っていました。
それによると、この付近に「本宮山鑓水遥拝所」という名の立派な遥拝所があったようです。
江戸時代末期の安政2年(1855年)に付近の崇敬者らの寄付により造営されました。
往時には67坪の敷地があり、鳥居や標石もあったそうですが、
今は本宮山山頂に移され、現在は面影はないと書いてありました。
(左の写真は本宮山頂上にある遥拝所の鳥居)
http://www.p-station.net/~ichimiya/his/32.htm
つまりかつての面影を残していなかったけど、
今度遥拝所を復活させたと考えてもいいのだろうか。
「広報とよかわ」には、
もう一か所、遥拝所があった書いてありました。
「市田遥拝所」と呼ばれていたそうで、今は石碑が残るとのこと。
実はこれは以前より見かけていたので、今日は出向いて写真を撮ってきました。
見過ごしてしまいそうな場所にあります。
小さなザクロの木が、侘しい雰囲気をかもしだしていました。
新しい遥拝所については、また調べます。
ここに調べたことは載せていきます。
地域の歴史の教材研究です。
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