ナスとコンピュータ
肉ばなれで、最近は自動車通勤。朝はラジオを聴きながらの出勤。
FM豊橋の渡辺欣生(よしお)さんの話は知的で面白いからファンです。
昨日の朝の話は秋ナスの話。
秋ナスといいながら、旬は8月9月。もう旬は終わりとのこと。
これは旧暦で考えているからで、旧暦だと7~9月が秋。新暦の8~10月頃が秋。
秋ナスは皮が薄く、実がしまっていておいしい。
ナスの原産はインド。日本にはかなり昔に伝わってきた模様。
「ナス」の名前の語源は諸説あるが、
「夏の実(なつのみ)」→「なつみ」→「なすみ」→「なすび」→「ナス」という説もあるとのこと。
「なすび」から「び」が抜けて「ナス」
今でも「なすび」は残っている言い方で、これが「ナス」の前段階のようです。
こんな話を聞きながら出勤しました。
「なすび」が「ナス」になったように、字が脱落して言葉ができるのはちょくちょくあります。
「コンピューター」が最近「コンピュータ」になりつつあるのに少々戸惑っていました。
最後の「-」はいらなくなってしまったのか?
人に聞けずにいたら、今読んでいる「日本の漢字」(笹原宏之著/岩波新書)に答がありました。
言葉を文字で表すときに、人はできるだけエネルギーを使わないようにするとのこと。その言葉が何度も出てくるなら、少しでも簡単にしようといろいろな省略や略字が生まれるとのこと。
メモで「電話あり」と書かずに「TELあり」としたり、「コンピューター」を「コンピュータ」と略すのもこの流れとのこと。
ちなみに「コンピューター」「コンピュータ」はどちらも正しいようです。
エキサイトニュースというので取り扱っていました。
私と同じように疑問に思っている人はいました。
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091183909194.html
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