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2013年6月 8日 (土)

「教育フォーラムin愛知」その1

 

今日は6月8日。

 

日が経ってしまいましたが、5月25日に行われた「教育フォーラムin愛知」の内容を書きます。

とにかくこのブログにまとめることで、少しでも血や肉になって欲しいと思います。

 

〇最初の杉渕鐵良先生のお話から

・今から6人の編集員が話をします。誰に自分は近いかなと思って聴くといい。

・自分とは違う人の実践をするととんでもないことになる。

 

〇第1講座 土作彰先生「『哲学』ある教育技術」

・十津川村での勤務 いじめに気がつかず→法則化運動に参加→

 深澤久先生との出会い 痛烈に批判される

・「授業が良ければ学級経営がうまくいく」

 「知的な授業を行えばやんちゃ坊主もついてくるから学級経営がうまくいく」

 この考え方で子どもたちや保護者の受けも良かった。

 でも学級経営はうまくいかない。上の「 」の考え方に疑問をいだく。

・大学院へ→深澤学級を1週間じっくり見る→子どもたちが自ら動く姿 これが目指す姿

・ミニネタを集めるようになる・・・しかしこれは非力な自分の補い。

・大事なのは、授業の中で人間関係を作ること。

・お互いに教えあう場面を作る。その後お礼を言い合う。この繰り返しが1年で大きな差となる。

※授業が良ければ・・・知的な授業をやっていれば・・・という発想は、自分にはあります。

 そこへの疑問は新鮮でした。「学び合い」の考え方に近いものを感じました。

 たまにではなく、良好な人間関係をつくるんだという発想で、繰り返し指導を積み重ねていくことが大事だと思いました。

 ミニネタまで、たいしたことではないのだと言ってしまう土作先生。

 講師の先生も変わろうとしていることが感じられて良かった。

 

 

〇第2講座 金大竜先生 「教師が誰よりも楽しむことが大切」

・「(子どもは)悪いこともするよね」 

・「よしあしの 中を流れて 清水かな」という言葉の紹介

 意味:善い心だけの人、悪い心だけの人はいない、

 人は皆、〈善し〉と〈悪し〉の間を揺れ動きながら、人として成長していくのだ。

・いつの間にか子どもたちに、「悪いことはやめとけ、やめとけ」といった指導ばかりになってきている。

・いろいろなことにビビっている自分。

 子どもらしくしろよ、悪いことをしたら先生が尻ぬぐいをしてやるよといった考え方ができなくなってきていた。

・4月に「問題いっぱい起こせよ」と言った。

・良い学級でも、問題は起こる。問題が起こったときに、それをプラスに変えられるのが良いクラス。

・「嘘もつけよ」と言った。ばれたときはあやまる。そして必死こいてやる。

※よしあし・・・の言葉は印象に残りました。「問題いっぱい起こせよ」「嘘をつけよ」と子どもたちに言えるのが金先生。

でも「子どもらしさ」に着目して、それを大事にする。すごいなあと思う。実践は難しいけど、心にはちゃんと持っておきたい。

 

 

〇第3講座 神藤 晃先生「教育技術のみを追い求めていた自分を変えたターニングポイント」

・法則化運動・分析批評 討論ができる子どもたち  しかし学級のいじめに気がつかず→

 教材に目が向いていたけど、子どもに目が向いていなかった

・算数習熟度指導 各学年の算数が苦手な子どもたちの指導→

 出来ない子はここまで出来ないんだ→子どもを見ることができつつあり

・3ヶ月療養休暇 うつ病発症 できない子どもの気持ちがわかった

・SFコラボ 目の前の子どもたちのエネルギーに驚く 子どもたちの全力を出す姿 

        こんな子どもたちを育てたいんだと気がつく

・2年間 特別支援学級担任 自閉症の子どもの一点突破の力を利用した絵の指導。

  参考:ここでも道草 2011年高崎報告 (2011年12月26日)

・今まで培ってきた教育技術が役に立たない。どうしようかな、どうしようかな。

 たまたまやったことが通用した。でもその子には良くても、他の子には通用しない。

・現在3年生普通学級担任 漢字練習 泥臭く指導している 

 システムではなくてこの子にはこの指導、この子にはこの指導という考え方でやっている→ほうかの時間がなくなる。

・特別支援教育は特別ではない。普通学級でも、一人一人の得意不得意を知って指導するなら特別支援教育。

 

※今回の講座の最後に、講師の先生に直接質問をしたりする時間がありました。

特別支援学級2年目の私は、さっそく神藤先生のところに行き、話を聞きました。

集中力がきれないように、いろいろな活動を組み合わせていること、

イスを床に滑らせて、いろいろな子の指導をしたことなど聞けました。

保護者との関係づくりも、普通学級以上に大切だと聞けました。

どう指導したら、その子どもに通用するかを日々考えるのは、特別支援学級の醍醐味だと思いました。

一人一人はたいへんですが、じっくり変化を見ることができます。

小さな変化も気がつきます。指導が通用したかしなかったかがわかりやすいです。

こうして引き出しをたくさん作っていきたいです。

神藤先生と話していて自信をもらいました。

自分は特別支援教育で悩まにゃいけないところでちゃんと悩んでいるなと確認して、

ズレていない自分を客観視できました。

 

 

「教育フォーラムin愛知」のまとめは、今晩はここまで。

つづきは後日→まとめができたらここにリンクをはります。

 

 

 

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