蓄銭叙位令/最も古い貨幣
今日は1月2日。
昨年の日めくりカレンダーより。
ここに出てくる蓄銭叙位令(ちくせんじょいれい)について、
ちっとも覚えていませんでした(知りませんでした)。
奈良時代はまだ物々交換が主流で、
銭貨(せんか)が充分流通していなかったためにとられた法令。
でもこれだと、位が欲しい人が銭貨を集めてしまい、
世間に出まわらないことが予想されます。
調べてみると、銭貨が蓄えられ、世間に出ないことを「死蔵」と言い、
実際に、蓄銭叙位令で死蔵が発生して効果がなかったという説もあるようです。
カレンダーの選択肢のうちの「和同開珎」が奈良時代の貨幣。
そういえば・・・・・最も古い貨幣が「和同開珎」だったのが、
さらに古い「富本銭(ふほんせん)」が発見されて、覆ったというニュースを思い出しました。
いつのことだったか?
調べてみました。
1999年1月19日に、奈良県明日香村で多く発見されたことで、
日本最古の貨幣としてニュースで紹介されました。
12年前のことでした。
何か懐かしい話です。
しかし、富本銭があまり流通していなかったので、
流通した日本最古の貨幣はやっぱり「和同開珎」だという説もあるようです。
決着はついたのかな?
カレンダーのクイズの答え。
C.和同開珎(奈良時代)→B.永楽通宝(室町時代)
→D.天正大判(桃山時代)→A.寛永通宝(江戸時代)
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