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2010年8月 1日 (日)

「教師のチカラ 2010年 夏号」より

   

今日は8月1日。

午前中は地区のソフトボール大会に参加。

私は補欠で出番なし。応援頑張った。今日でまた日に焼けたなあ。

      

     

前投稿に引き続き、「教師のチカラ」から引用します。

2010年夏号より。

     

「音読」で読む力を育てる(中略)

難教材でやる気にさせる

次のような難教材で音読をさせていく。

・坊っちゃん

・学問のすゝめ

・平家物語 第一巻 祇園精舎 等である。

音読プリントを配ると、「こんなの難しくて読めない」という顔をする子どもがいるだろう。

すかさず、次のように言う。

「これらは、小学校の教科書に載っていないくらい難しいレベルの音読教材です。

君たちでも、なかなか難しいでしょうね」

子どもたちは次のように考えるだろう。

・できないのが当たり前だ。

・できなくても恥ずかしくないな。

・よしっ、難しい音読に挑戦してみよう。

・もしできたら、かっこいいな。

・できるようになって、先生をギャフンと言わせてやろう。

難教材を与えることで、子どもたちは俄然やる気になるのである。(福岡県・桑原健介先生・16p)

      

     

何かを始めるとき、必ず返事をさせる。

「〇〇をします」(教師)

「はい」(子ども全員)

たとえば、

「音読します」

「はい」

「教科書、5ページを読みます」

「はい」

「音楽室に行きます」

「はい」

「プリントを配ります」

「はい」

このように、一斉に返事をさせる。

動を細分化し、返事の機会を増やす。

圧倒的な量が、自然に繰り返される。

返事は、活動と活動のつなぎ役。

「はい」が、バトン代わりになる。

返事をすることにより、メリハリがつく。

活動と活動の切り替えが、スムーズになる。

  

教室の空気が変わる

一斉にあいさつ、一斉に返事をしていると、

声を出さない子も、だんだん出すようになる。

全力であいさつをすると、スカッとする。

爽快感を味わった子は、もっと声を出す。

一人ひとりの声が、集合体となる。

全員の声が揃うと、響きが違ってくる。

声が教室中に響きわたる。

こうなると、教室の空気が変わってくる。

活力ある空気になってくる。

エネルギーある声、活力ある空気が、

一人ひとりを、学級を伸ばしていく。(東京都・杉渕鐵良先生・17p)

   

   

多くの授業場面では、

「発言する者」が自分の意見をただ単に前を向いて発言し、

「発言を聞く者」は何の反応も示さないことが多い。

これでは当初に述べた「自分を磨き」「他を思いやる」力を

身につけさせることにはならない。

次のことを考えさせる必要がある。

★発言をする者

どこを見て話すのか?一点凝視なのか?見渡すのか?

どんな表情で話すのか?話す速度は?

どんな表現を使うのか?時間はどのくらいか?

★発言を聞く者

どこを見て聞くのか?無表情なのか?頷くのか?

メモを取るのか?メモを取るときはノート一点凝視でよいのか?

身体をどこに向けるのか?

(中略)

今、自分を賢くしてくれようとして、勇気を持って発言している友達の方を向き、

全身を耳にして聞く子どもを育てたい。

「友だちを大切にするとは、そのような聞き方をすることだ」

とキッチリ指導する。(奈良県・土作彰先生・22p)

     

    

文学教材の授業において、子どもの思考力を育てる授業づくりには

次の二つの発問を指導過程の中に位置づけることが有効である。

一つが読解確認型の発問。

もう一つは読解深化型の発問である。

読解確認型の発問は、内容を教える問いである。

教材文に書いてある情報を子どもたちの間で共有するための問いになる。

読解深化型の発問は、内容を考えさせる問いである。

読解確認型で共有した情報をもとに考えさせる。

思考力を鍛えさせるための問いになる。

この二つをセットで行うことで、子どもたちの思考力が育つというわけである。

(宮崎県・倉爪浩二先生・28p)

   

    

私の薦める教育技術は日記です。

日記は手段であり、正確には学級経営に日記を活用していくことです。

 

日記の返事をスタンプで済ませていませんか。

子どもの書いた文章に添えるコメントは、

一人一人を大切にしているとのメッセージです。

時には日記の内容と直接関係ないコメントを添えることもあります。

担任が気づいたその子の良さや頑張りを伝えることで、

子どもの自己肯定感は高まり、

自分の思いや考えを進んで表現するようになります。

回り道のようですが、確実に子どもを育てることのできる技術です。

   

私の学級では、その日の出来事を記す「今日の学び」の他に、

自分が行った良さを記す「今日の世のため人のため」、

友達の良さを記す「今日のあったかはあと」を綴ることになっています。

これらの内容を朝の会で紹介し、称賛することで、

進んで人のために働く子どもが育ちます。(千葉県・清水秀峰先生・45p)

   

   

ふと気づいたことがありました。

実や資料が少なければ少ないほど、

想像はとてつもなく膨らんでいく。

逆に事実や資料が多くなると、想像力はしぼんでいく

このことをはっきり自覚できたとき、

自分が今までしてきたことは、子どもたちが想像や推理する機会を、

事実上奪ってきたのではないかと思うようになりました。

授業の目的・ねらいに合わせて、最低限の不可欠な事実や資料を示して、

子どもたちの推理力・想像力が高まるようにすれば、

授業は大きく変わっていくはずです。(中略)

想像・推理を重視することで、集中が自然に生まれてきます。

集中は「させる」ものではなく、「生まれる」ものなのです。(北海道・今泉博先生・71p)

   

   

子どもに「残ること」、つまり力となるものは「続けたこと」だけである。

打ち上げ花火的に実践したことは、子どもの力にならない。

実践には継続性が必要なのである。

日々の実践をPDCAサイクルで振り返ることで、

実践に継続性をもたせることができる。

※PDCAサイクル=企画(plan)・実行(do)・評価(check)・改善(action)

(赤坂真二先生・73p)

   

    

ふ~、書いた。夏休みだからできることかな。

投稿して、もう一度読んでみます。

 

 

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先生私誰か分かりますか。ヒントは12才。女の子です。昨年はお世話になりました。桑原先生のおかげで今の私がいます。これからもいろいろなことにチャレンジしてがんばりたいとおもいます。

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