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2024年12月10日 (火)

シリア/アサド政権倒れる/まだ混迷が続く 

   

今日は令和6年12月10日。

  

シリアの内戦は以前から気にかけていました。

しかし、この数年はシリアのニュースを聞きませんでした。

12月2日に、新たな情報が入りました。

テレビのニュースではなく、YouTubeでした。


YouTube: トランプが仕掛けた?アサド政権崩壊へ プーチンも追い詰められる【朝香豊の日本再興チャンネル】

シリア第2の都市アレッポが、反政府軍によって陥落したこと、

アサド大統領が家族と共にロシアに脱出した模様だということを、

伝えていました。

アサド政権をロシアがずっと支えていたのですが、

その理由を説明してくれました。

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シリアの位置が大事です。

シリアの南東にある国々は、産油国です。

ヨーロッパに向けてパイプラインを作って石油を売れば、

ヨーロッパは安価に石油を得ることができます。

そうすると、ロシアの石油に頼ることをしなくてすみます。

その状態は、ロシア、プーチン大統領にとっては、

よくない状況でした。

したがって、プーチン大統領は、

アサド大統領を支えてきたという見解です。

なるほど。そうだったのか。

  

しかし、ウクライナとの戦争が始まって、

プーチン大統領は、アサド政権を支えることが難しくなりました。

他に、イランやヒズボラが、アサド政権を支えていましたが、

イスラエルとの戦いで、手出しが出来にくくなっていました。

この状況を利用したのが反政府軍だったわけです。

  

さあどうなる?

1週間経って、事態は決定的になりました。

アサド政権は敗北を認め、アサド大統領や家族は、

ロシアに亡命したことが報じられました。

2011年3月に始まったシリア内戦は、

13年以上の時を経て、終了したのです。

  

しかし、この後、シリアがどうなるのか?

独裁政権が倒れて、民主的な国家ができるというのは、

甘い見方のようです。

昨晩、2本のYouTubeで勉強しました。


YouTube: 【軽井沢ライブ】アサド政権崩壊でも前途多難!?複雑すぎるシリアと中東!

  

現在、シリアの首都ダマスカスを占領している反政府軍の

頭領は、飯山さんが言うには、ゴーラーニーという人物。

イスラム教強行派の人で、テロリストだったそうです。

同じイスラム教でも、少数派に対して攻撃してきた過去があるそうです。

この人が中心になってシリアをまとめていくとなると、

タリバンがやっていることに近くなると推測しています。

それは、国際社会から見ると良くないこと。

ゴーラーニーは、最近のインタビューで、

かつてはテロリストであることを認めているが、

現在は考え方を変えて、多様性を大事にするようになったと

言っているそうです。

飯山さんは、そんなの本当であるわけがない。

でも日本政府は騙される可能性があると言っていました。

さらに、反政府勢力も、大きく3つに分かれ、

さらに細かく分裂する可能性があるので、

シリアの行末は予想できないと言っています。

    


YouTube: 【ドル円の動向】シリア崩壊とアサド大統領亡命,アメリカ,中東情勢 (ちょいワル先生の為替ライブ)

こちらでも、シリアの反政府勢力は、幾つにも分かれていると

解説をしてくれています。

石田さんは、イスラエルの関与を言っています。

イスラエルにとっては、シリアの土地を

手に入れたいと思っているそうです。 

シリアはゴタゴタしてくれていた方が、

領土を得るチャンスが出てくると考えています。

そんな意図があって、イスラエルはシリア内戦に関わっています。

  

まだシリアの見通しが立ちません。 

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