シリア/アサド政権倒れる/まだ混迷が続く
今日は令和6年12月10日。
シリアの内戦は以前から気にかけていました。
しかし、この数年はシリアのニュースを聞きませんでした。
12月2日に、新たな情報が入りました。
テレビのニュースではなく、YouTubeでした。
YouTube: トランプが仕掛けた?アサド政権崩壊へ プーチンも追い詰められる【朝香豊の日本再興チャンネル】
シリア第2の都市アレッポが、反政府軍によって陥落したこと、
アサド大統領が家族と共にロシアに脱出した模様だということを、
伝えていました。
アサド政権をロシアがずっと支えていたのですが、
その理由を説明してくれました。
シリアの位置が大事です。
シリアの南東にある国々は、産油国です。
ヨーロッパに向けてパイプラインを作って石油を売れば、
ヨーロッパは安価に石油を得ることができます。
そうすると、ロシアの石油に頼ることをしなくてすみます。
その状態は、ロシア、プーチン大統領にとっては、
よくない状況でした。
したがって、プーチン大統領は、
アサド大統領を支えてきたという見解です。
なるほど。そうだったのか。
しかし、ウクライナとの戦争が始まって、
プーチン大統領は、アサド政権を支えることが難しくなりました。
他に、イランやヒズボラが、アサド政権を支えていましたが、
イスラエルとの戦いで、手出しが出来にくくなっていました。
この状況を利用したのが反政府軍だったわけです。
さあどうなる?
1週間経って、事態は決定的になりました。
アサド政権は敗北を認め、アサド大統領や家族は、
ロシアに亡命したことが報じられました。
2011年3月に始まったシリア内戦は、
13年以上の時を経て、終了したのです。
しかし、この後、シリアがどうなるのか?
独裁政権が倒れて、民主的な国家ができるというのは、
甘い見方のようです。
昨晩、2本のYouTubeで勉強しました。
YouTube: 【軽井沢ライブ】アサド政権崩壊でも前途多難!?複雑すぎるシリアと中東!
現在、シリアの首都ダマスカスを占領している反政府軍の
頭領は、飯山さんが言うには、ゴーラーニーという人物。
イスラム教強行派の人で、テロリストだったそうです。
同じイスラム教でも、少数派に対して攻撃してきた過去があるそうです。
この人が中心になってシリアをまとめていくとなると、
タリバンがやっていることに近くなると推測しています。
それは、国際社会から見ると良くないこと。
ゴーラーニーは、最近のインタビューで、
かつてはテロリストであることを認めているが、
現在は考え方を変えて、多様性を大事にするようになったと
言っているそうです。
飯山さんは、そんなの本当であるわけがない。
でも日本政府は騙される可能性があると言っていました。
さらに、反政府勢力も、大きく3つに分かれ、
さらに細かく分裂する可能性があるので、
シリアの行末は予想できないと言っています。
YouTube: 【ドル円の動向】シリア崩壊とアサド大統領亡命,アメリカ,中東情勢 (ちょいワル先生の為替ライブ)
こちらでも、シリアの反政府勢力は、幾つにも分かれていると
解説をしてくれています。
石田さんは、イスラエルの関与を言っています。
イスラエルにとっては、シリアの土地を
手に入れたいと思っているそうです。
シリアはゴタゴタしてくれていた方が、
領土を得るチャンスが出てくると考えています。
そんな意図があって、イスラエルはシリア内戦に関わっています。
まだシリアの見通しが立ちません。
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