大相撲、呼び出しさんはいつ「時間です」を知るか
(前投稿のつづき)
取り組みは魁皇対琴欧州。
力士は懸賞旗が土俵を回った後、
土俵中央での蹲踞(そんきょ)→手をつく→塩を繰り返します。
制限時間が来るといよいよ立ち会います。
制限時間「時間です!」を決めるのは、赤房下に座る審判委員です。
この審判委員が時計係で、右手をさっと上げたら「時間です!」の合図です。
その右手が上がった時を撮ろうと待ち構えていました。
そして撮った!
ここで注目は呼び出しさん2人の視線。
ちゃんと審判委員の右手が上がったのを見ています。
呼び出しさんもこの時「時間です」を知ります。
ここで呼び出しさんは大事な役目をします。
座っていた椅子から立ち上がって、やってきた力士にタオルを渡しながら、
制限時間になったことを伝えるのです。
力士に「時間です」を伝えるのは呼び出しさんの役目なのです。
「時間です」を伝えられた力士が、最後の塩撒きをして蹲踞(そんきょ)にうつる時に、
2人の呼び出しさんは土俵に上がって、
箒で掃いていた呼び出しさんも下に降りて、
今回は呼び出しさんの動きに注目しました。
呼び出し、懸賞旗、制限時間を力士に伝える、足跡消しなどなど。
とにかく呼び出しさんの仕事は多い。
呼び出しさんの仕事はまだまだあって、次のサイトが参考になりました。
http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~tsubota/t_f_s_g/tfsg13.html
”縁の下の力持ち”が似合う呼び出し。面白かった。
※ちなみに、「時間です」を伝える時に渡したタオル、どうなるかなと見ていたら、
戦いが終わった力士が持っていきました。
そのタオルで汗をふきふき、力士溜まり(たまり)に座ったり、花道を去って行ったりしていました。
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