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2019年5月20日 (月)

「THE世界遺産 アイスランド」その6/スルツェイは生き物の楽園へと・・・

  

今日は令和元年5月20日。

  

前投稿に引き続き、「アイスランド」を教えた

授業のことを書いていきます。今回がラスト。

使った教材映像は2012年11月4日放映の

THE世界遺産 アイスランド」です。 

  

  

スルツェイ島が生まれた時、大地は1000度以上あり、

死の世界でした。

科学者たちは、島に生命が確認できた時には、

克明に記録していきました。

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ナレーター:島には風に乗り、海流に流され、

  さまざまなものが流れ着くのです。

  島の誕生から2年。

  一番初めに定着したのは、砂地に生える

  シーロケット。

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  塩分や乾燥に強い1年草の花が咲いたのです。

  「溶岩の大地には、まず苔などが定着する。」

  そんな常識も、火山灰の島は変えました。

  1967年には、ハマハコベが海辺に群生します。

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  初めて上陸した多年草でした。  

  拡大レンズで見てみると、この島で生き抜けた理由がわかります。

  葉は厚く、砂地での乾燥に耐えます。

  寄り添うことで、強い潮風から身を守る。

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  そして、種は真ん丸。

  転がりやすく、火山灰の窪みに落ちて、発芽するのです。

Rimg1975 (小さな発芽が見られます)

  今、ハマハコベは、島中に勢力を広げています。

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  草原が生まれると、カモメが海を渡ってきました。

  そして、1970年。

  草をちぎり、巣作りを始めたのです。

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  カモメがやってくると、糞などの排泄物が、やせた土地に

  天然の肥料を与えます。

  新たな植物を育む土壌を作りました。

  溶岩の穴をのぞくと、フルマカモメの卵がありました。

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  ふつうは崖で産卵する彼ら。

  天敵がいないため、平地で巣作りできるのです。

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  (フルマカモメのひな)

科学者:小さな羽が生えてきていますね。

    あと数週間で飛び始めるでしょう。

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ナレーター:島が生まれて50年。

  スルツェイは生き物の楽園へと姿を変えようとしています。

  風は、また一つ植物を運びました。

  小さな柳、初めて根づいた木です。

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  この木が育つとき、一つの命の輪が広がります。

  

  

今回の話は、ある絵本を思い出します。

010162_01福音館書店

生物が消えた島」(田川日出夫:文/松岡達英:絵/福音館書店)

100年前、大噴火によって生物が死に絶えたクラカタウ島。

やがてその島に生物が移住してきた。

どこから?どうやって?世界中の生物学者を驚かせた

現代の「天地創造」の物語。

 

  

お薦めの絵本です。

ラストと言いつつ、まだつづく。


番外編を書きたい。

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