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2018年10月 9日 (火)

「古事記」編纂のきっかけ/「古事記」が求められた時代

今日は10月9日。

  

最近知ったことで、印象に残ったことは、

「古事記」「日本書紀」を編纂することを命じたのは

天武天皇ですが、そのきっかけになったのは、

蘇我蝦夷が自分の家を焼いて自殺した

事件だったという話です。

蝦夷の家にあった朝廷の歴史書を保管していた書庫までもが

炎上したと言われ、『天皇記』など数多くの歴史書は

この時に失われてしまったそうです。

新たな歴史書の編纂の必要性が出てきましたが、

蝦夷を倒した中大兄皇子(天智天皇)は、

唐・新羅軍の来襲に備えていて、その余裕はありません。

来襲の危機が薄らいだ時期に天皇になった天武天皇が、

編纂を命じたのは、すごく納得がいきました。

参考:Wikipedia 古事記

  

  

しかし、超解釈!戦国時代・江戸時代 「古事記と日本書紀」の違い。そして編纂に込められた天武天皇の意図を読むと、

「歴史書が燃えたから作った」というのは、

表面的な理由に過ぎないのです。

と書いてありました。 

天武天皇は、天皇中心の集権的国家を作るために、

天皇の権威を知らしめること」が目的だったとしています。

これまた納得です。

  

  

2008年4月23日放映の

その時歴史が動いた ”古事記”誕生 日本最古の古書の謎

より聞き書きします。

  

ナレーター(松平定知さん!):「古事記」誕生から500年。

  日本の政権は天皇を中心とする朝廷から武家へと変わります。

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  現存する最古の「古事記」が書き写されたのは、

  14世紀の南北朝時代のこと。

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  天皇家が分裂し戦乱が日本をおおう中、

  国が一つにまとまることを誰もが願った時代でした。

   

  明治時代。

  「古事記」は広く一般の人にも読まれるようになります。

  当時の歴史の教科書には「古事記」や「日本書紀」に基づく

  国の成り立ちが示されていました。

  「天照大神(アマテラスオオミカミ)は、わが天皇陛下の

  ご先祖にてまします」

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  天皇を中心に国民がまとまる近代国家を造るため、

  明治政府は神話を求めたのです。

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  そして人々に浸透した神の国の意識は、

  昭和に入り戦時体制の確立に大きな役割を果たしました。

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  そして現代。

  「古事記」に描かれた神話は、子どもたちの読むおとぎ話に

  姿を変え、今も読み継がれています。

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  (中略)

  日本人の内面に神の存在を宿らせ続けている「古事記」

  時に私たちを翻弄(ほんろう)し、時に私たちを支える。

  そして今も日本人の奥深くに横たわっています。 

 

  

 

「古事記」とどうつきあうか?

過去の歴史を踏まえて、授業で紹介していきたい。

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