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2018年7月29日 (日)

通算5800本目の投稿/「ラブリーさくら」はF1

 

今日は7月29日。

昨晩、台風がこの地域を通過しました。

台風が近づいているのに、なかなか風も吹かず、

雨も降りませんでした。

たいしたことがないのかな?と思いました。

しかし、いざ風雨が始まると、猛烈でした。

油断は禁物だとあらためて思いました。

  

5700本目の投稿(4月26日)からほぼ3カ月で、

5800本目の投稿。3か月かかりました。

1日1本の投稿ペースは、私には少ない。

それだけ余裕がなかった1学期だった証明ですね。

次の100本はもっと速いペースで行きたい。

夏休みがあるから、大丈夫でしょう?

  

  

ミニトマトの勉強が済んだ後の実践編。

スーパーで買ってきたミニトマトです。

Rimg3152

Rimg3153 

この品種は「ラブリーさくら

6月19日放映の「この差って何ですか?」(CBCテレビ)

で紹介された30種類の品種には含まれていませんでした。

※参考:ここでも道草 現在流通しているミニトマトの品種は50種以上。(2018年7月27日投稿)

 

「ラブリーさくら」は、みかど協和株式会社の開発した品種でした。

みかど協和株式会社HP

このHPで、「ラブリーさくら」は次のように紹介されていました。

Photo みかど協和株式会社HP ラブリーさくら

 

ここに「F1」という表記があります。

以前にも聞いたことがあります。

調べたところ、3年前の記事に登場してました。

ここでも道草 6月22日のニンジンの花/種ができないかも?(2015年6月22日投稿)

  

この時以上に「F1」について調べてみました。

※参考:野口のタネ:野口種苗研究所 交配種(F1)野菜とは何だ?【1】・・・①

※参考:マクロビオティック健康相談室 食神 F1種について・・・②

※参考:Wikipedia 雑種第一代・・・③

これらのサイトを読んでみました。

①のサイトから引用します。

  

 

(1)なぜ交配種で作った野菜は均一にそろうのか?

メンデルの法則によります。

メンデルの第一法則「優劣の法則」により、

異なる形質を持つ親をかけ合わせると、

その第一代の子(F1=雑種第一代)は、

両親の形質のうち、優性だけが現れ、劣性は陰に隠れます。

あらゆる形質でこの優性遺伝子だけが発現するため、

交配種野菜は、一見まったく同じ形にそろいます。

反面、交配種野菜からタネを採ると、

優性形質3に対し、1の割合で隠れていた劣性形質が現れます。

(メンデルの第二法則「分離の法則」)

野菜の場合、発芽速度、草丈、葉色、根群、

果色はじめあらゆる形質で劣性遺伝子が

分離して顔を出すため、F1から自家採種したF2世代は、

見るからにバラバラの野菜になってしまいます。

(F3世代は当然もっともっとバラバラになります)

念のため付け加えると、ここで言う優性と劣性とは、

どちらかがもう一方より優れた性質であるという

ことではありません。異なる二者をかけ合わせた時、

表面に出るほうを優性、隠れるほうを劣性と

解釈するだけですので、お間違えないよう。

例えば、黒髪の日本人の男性と、金髪の北欧の女性が

結婚すると、二人の間には、すべて黒い髪の子供が生まれます。

これは、金髪より黒髪が、遺伝子として比較したとき

優性だということですが、金髪より黒髪のほうが

優れているということではありません。当然ですよね。(笑)

  

 

(2)なぜ交配種の野菜は生育が早く収量が多いのか

雑種強勢の効果です。

人間でもそうですが、近い親戚同士などで近親婚を

くり返していると、やがて生命力が衰え、

体格も貧弱になってきます。

これを近交弱勢または自殖弱勢と言います。

対して、人種や国籍が異なるなど、遺伝的に遠い組合せで

結婚すると、両親より大きく、逞しく、丈夫な子が生まれます。

この効果は、両親の遺伝形質が遠く離れていればいるほど、

顕著に現れます。これを雑種強勢(ヘテロシスまたは

ハイブリッド・ビガー)と言います。

(1)の、均一性をもたらす優性遺伝子の働きが

F2以後効果がなくなるように、雑種第一代(F1)に現れた

雑種強勢は、その子(F2)、孫(F3)と、世代を重ねるごとに、

染色体の減数分裂によってその力を弱めます。

トウモロコシでは、近縁のF1同士をかけ合わせたF2世代になって、

初めてこの雑種強勢が出るなどという特異な例もありますが、

市販されている交配種が最も強健で、

以後だんだん弱くなるというのは同様です。

このように一代雑種の利点は、異なる二品種

(またはそれ以上の組合せ)の親から生まれた一代目の子にしか

現れませんから、種苗会社は、異なる親のそれぞれを毎年維持し、

販売用種子を生産し続けるために、

毎年同じ組合せで交配し続けなければなりません。

  

  

難しい内容ですが、何回か読んでいるうちにわかってきた

気がします。

F1の場合は、種を自家採取しても、作物の質がしだいに

ばらばらになっていってしまうわけです。

だから種苗会社はF1の種を作り、農家は買うしかないわけです。

  

②のサイトに次のように書いてありました。

  

F1種の普及は、思いがけない深刻な事態をもたらしています。

種の多様性が、どんどん損なわれているのです。

と同時に、種子支配も進行しています。

F1種が普及すると農家は毎年その種を

種子会社から買うようになり、

これまで自ら行っていた採種をしなくなります。

その結果、その地域で固有に存在していた伝統的な

品種が放棄され、次々と消滅しています。

利益を手にするのは、種子会社です。

農家が種子を種子会社から買い続ける限り、

種子会社はもうかります。このことは単に農家と

種子会社の経済の問題にとどまらず、

農作物の作付けや流通にまで大きな影響を与えています。

種子会社が種子の製造販売そして流通を握ることにより、

農家が作付ける作物から消費者の口に入る食べ物までが

種子会社の都合に左右されることになるのです。

これが種子支配です。

種子支配に先鞭をつけたのは、F1種です。

今後商品がF1種から遺伝子組み換え種子に取って代れば、

私たちは遺伝子組み換え作物を望もうが望むまいが

まったくおかまいなしに、種子会社の販売する

遺伝子組み換え種子の作物しか口にできなくなるでしょう。

 

  

確かに、このような問題が発生することは考えられます。

 

3年前より、少し「F1」について詳しくなりました。

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