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2018年5月 5日 (土)

6年前の「世界ふしぎ発見」5/ポリネシア人が屈強な理由

 

今日は5月5日。

  

前投稿に引き続き、

2012年6月23日放映の「世界ふしぎ発見!南太平洋クック諸島

ラストフロンティア 海の冒険者たち」のことを書いていきます。

  

  

聞き書き。

  

ナレーター:偉大なる遠洋航海者ポリネシア人の祖先、

  ラピタ人とは、いったいどんな人たちだったのか?

  何とその姿を日本で見ることができる。

 

国立民族学博物館(大阪・千里)

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ナレーター:これは、フィジーで発掘された頭蓋骨をもとに、

  粘土と樹脂で復元した世界で唯一のラピタ人女性の

  復顔像だ。

  制作したのが、人類学者の片山一道京都大学名誉教授である。

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レポーター(諸岡のぶ子さん):ラピタ人は身体的には

  どのような特徴を持った人たちなのですか?

片山教授:非常に骨太で、非常に筋肉質で、

  アゴが非常に頑丈なのです。

  現代のポリネシアの人なんかで見るような

  顔立ち、体形をしていたわけです。

レポーター:そうなんですね。ラピタ人はいったいどこから

  やってきたのですか?

片山教授:基本的には西の方から。

  インドネシアの東部の島々。

  更にさかのぼると、ひょっとしたら台湾あたりとかです。

  ひょっとしたら台湾のあたりの人と

  日本列島南部の人は同じような人だったかもしれないので、

  日本人とも従兄弟(いとこ)かはとこの関係かもしれません。

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ナレーター:現在の日本人とポリネシア人には、

  赤ん坊の時に蒙古斑の出る確率が高いなど、

  共通する部分が見られる。

  元々同じモンゴロイドである可能性が高い。

  しかし、我々アジア人とは体格がまるで異なる。

  それはいったいなぜなのか?

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それに対しての片山教授の答えが興味深い。

このことを知ったのが、この番組の最大の収穫です。

聞き書きします。

  

片山教授:なぜ(体格が)違うかということに関しては、

  論理的に整合性をもって考えられることは、航海です。

  遠洋航海です。

  波やしぶきや雨に打たれながら、

  とんでもなく寒い世界なわけです。

  その寒さに耐えうるような体形というのが、

  今のポリネシア人の体形だったのではないでしょうか。

  (中略)

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  さらには遠洋航海ですから、これは大冒険です。

  その時どうしても大きい人・大きい人を選ぶじゃないですか。

  実際にそういうことがあったのではないかと思います。

  よくポリネシアの島々は惑星に例えられます。

  これから将来、月に行ったり水星に行ったり

  金星に行ったりということがあると思いますが、

  そういうふうな大冒険をして広がっていった

  代表選手であっただろうと考えられます。

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ナレーター:ラピタ人は、現代の宇宙飛行士のように、

  鍛え抜かれた肉体と知恵を最先端のカヌーに詰め込んで、

  未知なる島をめざした。

  

この結論が驚きでした。

ラグビーが強い理由は、3500年前のラピタ人の出現から

今に至る移動の歴史が裏付けだったようです。     

かねてから持っていた、なぜ太平洋の島々が少人数なのに

ラグビーが強いのかという疑問。

解決した気分です。

  

  

人類の大移動の証拠ともいえるポリネシアでの

料理が紹介されました。

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ウムカイです。

地面に穴を掘り、焼いた石で食材を蒸す料理です。

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ウムカイに使われる食材は、ポリネシア人が、新しい島に

自ら持ち込んだものです。

注目は次の食材。

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サツマイモ。

古代ポリネシア人たちが優れた遠洋航海者である証拠です。

聞き書きです。

 

ナレーター:中米原産と言われるサツマイモは、

  紀元1000年頃には、

  すでにポリネシアで栽培されていました。

  何と、コロンブスが新大陸にたどり着いた15世紀より

  500年近くも前に古代ポリネシア人が南米に到達し、

  持ち帰ったと考えられているのだ。

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番組の最後に、伝統継承者のマイケル・タビオニさんの言葉を

紹介しています。

ポリネシア人の海に対する考え方です。

  

タビオニ:すべてはカヌーから始まりました。

  我々の伝統的な考え方に、

  「ひとつの空 そして ひとつの海」

  というのがあります。

  海には小さな島々が散らばっていると思われがちですが、

  それは違います。

  なぜなら、全ての島はひとつの海でつながっているからです。

  けっして海によって隔てられているのではないのです。

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海への認識が違いますね。

隔てるものではなくてつなぐものなのです。

  

以上で6年前の「世界ふしぎ発見」のダイジェストは終了。

中学校での社会の授業でも役立ちました。

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