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2017年12月26日 (火)

「親子の無精」と台車の亀裂

  

今日は12月26日。

  

ブログ「教材・教具のネタ帳」の管理者はどんな人なのだろう?

どのような生活をしている人なのだろう。

あちこちから有益な読み物資料を集めてきて載せています。

同業者だと思いますが、よくそのようなことをする時間があるなあと

感心します。

  

今回は昨日紹介されていた社説です。

教材・教具のネタ帳 「用心深く、俊敏な猫に」

元記事はここに載ってます↓

中日新聞HP 中日春秋(朝刊コラム)2017年2月25日

  

「親子の無精」という小噺(ばなし)がある。

ある夜、火事を出した。せがれが気づいて父親に教えるが、

「めんどうくさい。おまえが消せ」。

息子も息子で「おれだって、めんどうくさいや」

▼火は燃え広がるが、親子はめんどうくさいと言い合うばかりで、

いつまでたっても火を消さない。

ついに全焼し、二人とも焼け死んでしまう。

地獄で閻魔(えんま)さまに叱られ、動物にするといわれ、

ならばと親父(おやじ)が望んだのが、鼻に白い斑点がある黒猫。

「ご飯粒と間違えてネズミがやって来るかもしれない」

▼あのばかげた噺を、いやでも思い出してしまう。

博多発東京行きのぞみ34号の台車の一部に亀裂が見つかった問題である

▼妙な臭いがする。変な音がする。運行中、それに気がつきながら、

そのまま、列車を走らせてしまった。

あの噺とは違い、めんどうくさかったわけではなかろうが、

異常を放置してしまったことに変わりはない

▼台車は破断寸前。写真を見れば首の皮一枚でつながっている状態である。

「次の駅で、止めて点検したらどうか」の声も出たが聞き入れられていない。

安全の神さまの声はことごとく無視されてしまった

▼電車を止めなかったのは定時運行の一心からか。

危険の中で守られるような定時運行に感謝する人は一人もおるまい。

JR西日本は生まれ変わるべきだ。

あのものぐさな猫ではなく、用心深く、俊敏な猫に。

 

 

「親子の無精」という小噺も何とも滑稽な話です。

↓この落語のマクラに、「親子の無精」が出てきます。

(これも「教材・教具のネタ帳」で紹介されていました)


YouTube: 『粗忽長屋』五代目 古今亭志ん生

1分50秒後くらいからスタートです。

閻魔様とのやりとりはなかったです。  

  

 

 

でも無精で失敗する落とし穴は、

実は誰の場合でも、すぐ近くにあるような気がします。

一つ一つ丁寧にやり終えていくことは、

落とし穴にはまらないためにも大事だと思います。

結果自然成

いつもブログの冒頭に掲げている言葉がクローズアップされました。

時々次の投稿を読んで、この言葉の意味を復習しておきたい。

参考:ここでも道草 ドラマの中の「結果自然成(けっかじねんになる)」(2017年7月4日投稿)

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