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2017年7月17日 (月)

国字「畑」を取り込んだ授業

  

今日は7月17日。

  

前投稿のつづきのような内容です。

   

漢字が伝わってきた中国では「田」は畑も含むため、

日本で国字「畑」が生まれたことを前投稿で書きました。

  

この内容を含んだ授業を、次のサイトで見つけました。

TOSSランド 国字の授業(後藤あゆみ先生)

国字ができたわけを「田」「畑」で説明しています。賛成です。

一部引用します。  

 

2,国字のできたわけ

 

発問4:

ところが、困ったことがおきました。「はたけ」を表す漢字が中国にはないのです。

中国では、畑も田んぼも同じ漢字で表すのです。

何という漢字だと思いますか。1年生で習う簡単な漢字一文字です。

・「田」

・ノートに書かせて発表させる

  

発問5:

漢字の生まれたこのあたりは雨が少なく、田んぼはあまりなかったと考えられます。

それで中国では、田んぼも畑も「田」で表しているのです。

では、「はたけ」を表す漢字がないので、日本人はどうしたと思いますか。

・漢字を作った

・ノートに「はたけ」という漢字を書かせる

  

説明2:

このように、日本で作られた漢字を『国字』といいます。みんなでいってみましょう。

  
今日はこの国字のお勉強をします。国字は日本で作られたため、訓読みしかありません。

 

  

後藤先生は次のような発問も作っています。

  

発問15:

ではこの虫と魚と鳥の中で、一番国字が多いのはどれだと思いますか。

ノートに書きなさい。ヒントは漢字の生まれたところです。

・挙手で確認し、理由を聞く

  

説明3:

答えは魚です。漢字が生まれたところには、海がありませんでした。

そのため、魚に関する漢字があまりないのです。

ですが日本は周りを海で囲まれているため、魚の名前がたくさんあります。

それで魚の国字がたくさん作られたのです。

  

指示2:

それでは魚の名前クイズをいくつか出します。ノートに書いていきましょう。

・ヒントを出しながら考えさせる。

  

  

漢字が作られた場所に魚がなかったから、

魚に関する漢字があまりない。

ないから国字が生まれた。

なるほどなるほど。

メルマガ「言葉拾い」のおかげで、国字に関心が高まった朝となりました。

  

最後に、次のサイトを紹介します。

花でお世話になっている「季節の花 300」さんが、

魚へんの漢字一覧を作成していました。

「畑」違い(専門とする分野・領域が異なること)ですが、それが面白い。

季節の花 300 「魚」へんの漢字 

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