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2017年6月24日 (土)

「落語家直伝 うまい!授業のつくりかた」より

 

今日は6月24日。   

最近、拾い読みした本からの引用です。

落語家直伝 うまい!授業のつくりかた

(立川談慶著/玉置崇監修/誠文堂新光社)より。

  

仕事以外の趣味が自信につながる

(中略)「仕事で努力するのはある面当たり前」という観点に立った場合、

やはり他者との差別化を図るためにも「仕事以外の趣味」に

目を向けてみましょう。

不思議なことに、「仕事以外の趣味」が自信につながると、

まわりまわって仕事に対する自信もついてくるものなのです。(中略)

仕事=学校が忙しいのに趣味に費やす時間なんてないと

思われるかもしれませんが、この仕事以外で培った自信は

必ず仕事にも活きてくるはずです。

難しく考えず、ピンポイントでも構いません。

例えば歴史好きなら、「歴史全般」ではなく

「鎌倉時代のことなら任せて」と言えるくらいになるとか、

花が好きなら「胡蝶蘭のオーソリティ」になるぐらいまで

極めてみるなど、少しだけ負担をかけるのはいかがでしょう?

言ってみれば、「セルフプロデュース」みたいな感じでしょうか。

組織内の少し「めんどうくさい人」に対しても

「この人には、〇〇の分野なら負けない!」という気概も

つくれるはずです。あなたの趣味はなんですか?

133~134p)

  

自分にとって、ブログ投稿、テレビ番組のキャッチ、

そして「趣味」の登山は負荷をかけて行っていることであり、

自分の自信を生み出していると思います。

こんなことに時間をかけずに、

仕事をやらねばと思う時も多々ありますが、

やっぱり仕事ばかりやっていては、「第二の自信」は生まれません。

  

   

授業で大切な「会話の伝え方」を学べる

そして(落語を聴くことを趣味にする)一番のメリットを紹介します。  

落語は「江戸時代から伝わっている、人から人への伝え方がぎっしり

詰まった最高のコンテンツ」ともいえます。

教育現場はまさに「人から人への伝え方」の現場そのもの。

パクらない手はありません。

しゃべりや顔の表情だけではありません。

上半身の手振りの使い方は、とても参考になるはずです。

食べていないはずのそばが、飲んでいないはずの酒が

そこにあるように聞き手に想像力を誘発させるのが

落語の手振りなのですから。

また、たとえば「会話」で成り立つ落語ですから、

「昨日、校長先生がこんなこと言うんだよ。『あれ、もうできている?』

『いやあ、まだなんですよ、先生』・・・」などのように、

会話や口頭で聞いたことをわかりやすく再現する時などにも、

落語のスタイルは絶対使えるはずです。

そしてなんといっても「落語は失敗談の集大成」です。

子どもたちがしてしまった失敗も、

「それって落語の〇〇みたいだね」と、

みんなが笑い合うことだってできますよ。 (137~138p)

  

Advice  伝わってこそ教育になる

新任教師のとき、「玉置さんは落語をやっているだけあって

授業がうまい」という講評を先輩方にいただきました。

ほめられたのは嬉しかったのですが、

自分では落語が授業でどう活きているのか、

わかりませんでした。

よくよく考えると落語のおかげで「話の間」がよかったとわかります。

子どもたちの様子に合わせて、たたみ掛けるように話したり、

スピードを落として語りかけたりと高座に上がっている気持ちで、

伝わる授業を進めていたからです。

教員養成大学にいる今、卒業までに落語の一席を仕上げるという

カリキュラムがあってもいいじゃないかと考えているところです。

(玉置 文)  (139p)

  

まず動画で、または寄席に出かけて落語を聴いてみては? (139p)

  

先日話題にしたように、

「落語 THE MOVIE」のおかげで、

私は今、自分では落語ブームです。

(今までも何度かブームはありました)

落語は教育に活かしたいと思います。

私の話も上達させたいし、子どもたちにも何か取り組ませたい。

「まずは動画」はいいですね。たとえば・・・

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