« 2017年5月 | メイン | 2017年7月 »

2017年6月

2017年6月26日 (月)

特別支援学校の先生との交流

 

今日は6月26日。

  

6月23日に特別支援教育のミニサークルがありました。

特別支援学級担任が20名ほど、晩に特別支援学校に行って、

支援学校の先生に

自立活動のねらいと指導の実際」というテーマで

話をしてもらい、実際に支援学校の教材を見せてもらいました。

  

その後は食事会。

支援学校の先生たちと話をしました。

同じ特別支援教育に携わっている者ではありますが、

重度の障害をもつ子どもたちと接している支援学校の先生は、

特別支援教育のプロのように見えました。

私たち(私)は通常学級あがりなので、

今回教えてもらった「自立活動」とか「療育」の理解が

十分ではありません。

支援学校の先生と話すと、そう感じます。

でも支援学校の先生で、交流で小学校に勤務しているY先生によると、

「教科指導が苦手」と言っていました。

教科書を使って指導する体験が少ないのでしょう。

なるほどと思いました。

  

  

特別支援学級の担任は、「自立活動」「療育」をもっと勉強して

目の前の子どもたちに接するべきかと思いました。

  

Y先生は、この4月に支援学校からやってきたばかり。

Y先生の教室の写真を見させてもらいました。

たった3か月で、教室環境は独特の状態になっています。

「自立活動」「療育」の要素がしっかり入っています。

通常学級あがりの担任だと、

なかなか踏み切れない大胆な教室でした。  

  

  

タブレット端末も、中古でやすいものを3台用意していました。

1台で行き詰っている私ですが、中古で買ってタブレット端末を

複数にする発想がなかったです。

 

刺激を受けました。

まだまだ本当はできることなのに、やっていないことはないか。

やれることをやって、やり切って、3月を迎えたいですね。

生活のBGM、中島みゆき「重き荷を負いて」より。

♪ がんばってから死にたいなあ!

 

校長先生の通信より/大きな壁は重いけど扉かも

 

今日は6月26日。

  

勤務校の校長先生が、職員に向けて毎日通信を届けてくれます。

その内容は、読んでファイルに綴じておくだけでは

もったいないものです。

そういうものは、私はせっせとこのブログに書き留めておきます。

その方が、再び目にする可能性が高まります。

「校長先生の通信より」シリーズというタイトルで書くことにします。

後で検索しやすいようにです。

  

校長先生から許可をいただいたので、

ここに少しずつ引用していこうと思います。

  

校長先生がかつて生徒指導でたいへんだった時の記述です。

校長先生の通信15号より一部引用します。

  

私は、2キロ体重が落ちました。

本当に常在戦場という言葉を毎日感じていました。

そんな時助けてくれたのが、同僚の先生方でした。

生徒指導でぶつかりあうこともありましたが、

みんなで学校を何とかしようと心を合わせました。

それと、笑顔で接してくれる一部の生徒でした。

先生方の力と生徒の笑顔がなければ、

私は今ここにいなかったかもしれません。

もう一つ私の心の支えとなったのが「言葉」です。

私の趣味は読書で、漫画も読みます。

「ブラックジャックによろしく」という漫画に

君があたっている大きな壁は・・・

 重いけど扉なのかもしれないよ・・・」という言葉を見つけました。

普段なら素通りする言葉なのかもしれませんが、

この言葉はその時の自分の心に沁みました。

「壁ではなく、扉だ。」と自分に言い聞かせました。

   

 

私にも沁みた言葉です。いい言葉をもらいました。

壁が扉!

発想がガラッと変わる音を聞いたような気になりました。

   

  

英語のことわざがあるそうです。

Every walls are doors.

「すべての壁は扉である」

ことわざというか名言です。

アメリカの思想家ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉。

「ブラックジャックによろしく」の作者佐藤秀峰さんは、

この名言を、素敵なセリフにして紹介してくれました。

この名言については、ここを読むと参考になります↓

hibinokoto.net 人生の壁に立ち止まったとき「Every wall is a door.」の言葉を贈ります

このサイトによると、Every walls are doors の言葉が入った

靴下があるそうです。これです↓

(クリックすると拡大します)

Photo 靴下のhacu

欲しい。ちなみにこのお店、地元愛知県でした↓

(クリックすると拡大します)

Photo_2 hacuについて

親近感あり。ますます欲しくなりました。

2017年6月25日 (日)

「ブログを書くときに注意すべき著作権」について

  

今日は6月25日。

  

私にとって5月27日に届いたコメントは忘れられません。

気にしていたことをズバリ言われました。

コメントはこの投稿に届きました↓

ここでも道草 「ウワサの保護者会 プログラミング教育」その2(2017年5月24日投稿)  

 

そのコメントを転載します↓ コメントの主は「通りすがり」さんです。

  

とても勉強になる記事がたくさんあるのですが、

著作権を気にされた方がよいと思いました。

http://ipfbiz.com/archives/blog_copyright.html

  

教えてもらったURLをクリックすると、

IPFbiz ブログを書くときに注意すべき著作権

というサイトへ行きます。

このサイトの記事をドキドキしながら読みました。

  

少し引用します。特に印象に残った部分は太字にしました。

  

  

一応、著作権業務をやっている弁理士ブロガーとして、

ブログ実務的に役立つ観点で、情報をまとめます。

著作権法とは・・みたいな難しい話は、ここでは省きます。

ターゲットはあくまでも「法律に詳しくないブロガーさん」ということで。

意識しない著作権侵害で、身を滅ぼさないように。

   

 

法律の詳しくないブロガーです。よろしくお願いします。

身を滅ぼしたくないです。

   

ブロガーの法的注意点

まずは注意すべき点について、ざっと列挙します。

  • フリー画像の問題
  • 被写体の権利(写りこみ、肖像権・パブリシティ権)
  • 引用の方法と範囲
  • リンクについて
  • 動画のエンベッド(youtube貼り付け)
  • まとめサイト、バイラルメディア、掲示板コンテンツ
  • 歌詞

うーん、ブログを書くに当たって注意すべき点、結構ありますね。

でもやっぱり、ブログで全世界に情報を発信するというのは、

それなりにリスクのある行為です。

ここに挙げたくらいのことは、しっかり押さえておく必要がある。

特に最近は、ネットでのコンプラ意識が高いというか、

炎上リスクも高くなっていますし。

上記の項目ごとに、注意点と、簡単な考え方を整理します。

  

全世界に情報を発信するからにはリスクがある。

この発想が乏しいなあ。

学級通信・社会科通信をプリントで発行している延長です。

「コンプラ意識」とは?

「コンプライアンス」をまずは調べました。

「決まりを守る」「法令遵守」のような意味でした。

「ネット上でのコンプラ意識が高い」というのは、私の想像だと、

インターネット上でやってはいけないことはやらないということ、

もし守っていないと批判され、攻撃されることだと思います。

だから著作権もしっかり守るべきなのです。

  

  

では忘れたくないことを引用します。

  

まず最初に知っておくべきことは、

基本的には全ての画像(写真でもイラストでも)に、

その写真を撮った人、イラストを描いた人の著作権があるということ。

その著作権者の許諾なく画像を使うことはできない。これが原則です。

  

  

画像検索などで拾ってきた画像を使うのは危険です。

  

  

人物でなくても、写っているもの自体が著作物であれば、

その撮影画像を使うにはその著作物の権利者の許諾が必要になります。

例えば、雑誌の記事を写真に撮って使うなど。

 

 

全ての画像や文章等のコンテンツには著作権があり、

許諾無く利用できないのが原則ですが、

法が認めた例外が「引用」です。

引用に当たる利用方法であれば、他人の著作物(画像や文章など)を

許諾なくブログ上で表示することができます

  

   

著作物を引用して利用できる要件は

①公表された著作物であること

②その引用が公正な慣行に合致すること

③報道・批評・研究等の引用目的上、正当な範囲であること

の3つです。

この要件を満たさなければ、

引用ではなく単なる著作権侵害となってしまいます。

  

①の公表された著作物であるというのは、そのままですね。

②の公正な慣行に合致しているという要件もあまり難しくなく、

不当な改変を行わず、しっかり出典を示しておけば

通常は問題ありません。

(厳密には出典を示すことは引用の要件ではないのですが)

難しいのは、③の引用の目的上、正当な範囲かどうか。

これは、利用の目的、その方法や態様、

利用される著作物の種類や著作権者に及ぼす

影響の有無・程度などを総合的に判断されます。

・・と言ってもピンとこないですよね。

そこで、これを(Ⅰ)明瞭区分性と(Ⅱ)主従関係という要件で

判断することがあります。

(Ⅰ)明瞭区分性は、引用する側とされる側とを

   明確に区別できるようにしましょうということ。

   文章であれば「」で囲ったり、引用マークを使ったり。

(Ⅱ)主従関係は、引用する側のコンテンツが「主」で、

   引用される側はあくまで「従」ですよ、ということ。

   典型的な悪い例は、別のブログの文章を丸っと転載して、

   それに少しだけ自分のコメントを加える。

   これは主従が逆転してしまっていますね。

    

 

他人の「画像」を引用できる場合の例

・製品のレビューや批評をするときに、製品画像を表示する

・サービスのレビューや紹介をするときに、

 サービス画面や会社HPのキャプチャーを表示する など。

 このような場合は、出所を示しておけばOKでしょう。

  

   

逆に引用と言えないのは、単なるイメージ画像として

近いものを持ってきた、単なる賑やかしとしての画像、といった目的。

これは小さな画像一つであっても、

メインのコンテンツを作るのに必要な目的とは言えないので、

正当な範囲内ではないことになります。

   

  

引用の要件(ざっくり版)

・公表されたコンテンツであること

・引用する必然性があること(報道、批評・レビュー、紹介など)

・主従関係(引用がメインにならないように)

・明瞭区別性(引用部分を明確に)

・出所表示(出典を示す)

の5つです。

  

リンクを張ることで、なにか直接的に

著作権を侵害することはありません。

表記しているのは単なるURLとしての文字列ですからね。

  

  

ただし、児童ポルノ動画であったり、

明らかに著作権侵害と分かる違法アップロード動画へのリンクは、

話が別。

このようなリンクは、違法行為の幇助として、

法的責任が問われる可能性があります

とはいっても、個人のブログが摘発される可能性は極めて低いです。

でもまあ、法的リスク+マナーの問題として、

明らかな違法コンテンツと分かるところへの

リンク・紹介は控えたほうが無難ですね。

  

 

ブログにyoutube等の動画を貼り付けることができます。

これはタグ・コードによる埋め込みで、エンベッドとも言われます。

  

  

動画のエンベッドは、行為としては単にURL等のコードを

ブログに記載しているだけ。動画コンテンツを

自分のサーバに複製しているわけでもないし、

再生(送信)もyoutubeのサーバから行われます。

行為としてはリンクと同一視されるため、

著作権上の問題は発生しません。

ただし貼り付ける動画が明らかな違法コンテンツであれば、

リンクの件と同様の問題はあります。

   

  

ブログで歌詞を記載することについて。

歌詞の全文や大部分を許諾なく表示することは、

著作権侵害になります。

  

  

  

以上、引用してきました。

この投稿はほとんどが引用となってしまいました。

これだと引用する側のコンテンツが「従」で、

引用される側は「主」になってしまうということか?  

  

「引用」を上手にやることで、ブログが違法にはならずに、

充実はできるかなと思っています。

他の人の記事や写真を自分のもののように扱う気は全くないので、

ご心配なく。

私が日ごろやっていることで、今回では解決できないのが、

テレビの映像を撮影したものを、このブログに載せることです。

引用であることを明示して、その出典元を出せばどうなんだろう?

さんざんやってきて、今頃何を悩んでいるんだと言われそうですが、

ここを解決したい。

  

  

う~ん、やっぱり番組制作者の許可がいるんだろうなあ。

今まで掲載してきた写真は膨大だ!

 

カラスウリの花を見かける

 

今日は6月25日。

  

昨日通りがかった道端のフェンスに

はりついているモノが気になりました。

自動車をとめて観察。

Rimg4855  

カラスウリの実のなれの果て?

花が咲いていました。

Rimg4859

Rimg4857

Rimg4860  

夜に咲く花。

したがって昼に見ると元気がない。

パッと開いていない。

今朝、同じ場所に見に行ってこようかな。

この時の花も元気がない↓

ここでも道草 8月上旬の花々1/カラスウリ(2012年8月28日投稿)

もし実行できたら、ここに続きを書きます。

(6月25日 6:03記)  

  

Rimg4862

↑今朝のカラスウリの写真です。

きれいに開花していませんでした。残念。

またいつか挑戦したいです。

(6月25日 10:30記)

目標はこのサイトにあるようなカラスウリの写真を撮影することです。

花好きばあちゃんの部屋 カラスウリの花

今度は「世界はフムフムで満ちている」より

 

今日は6月25日。

  

今回も最近読んだ本からの引用です。

  

世界はフムフムで満ちている 達人観察図鑑

(金井真紀 文と絵/皓星社)

41aqeikiil  

そもそも金井真紀さんってどんな人?

調べました。

 

かない・まき●1974年、千葉県生まれ。

ライター、イラストレーター。うずまき堂代表(部下は猫2匹)。

世界の断片を拾い集めて、

多様性をおもしろがることを任務としている。

著書に『世界はフムフムで満ちている』『酒場學校の日々』。

クロワッサン40th

  

うずまき堂のHPを見ると、様々な種類の仕事をされていることが、

想像されます。

うずまき堂マガジン

  

 

それでは引用。

 

インタビュー

インタビューの達人にインタビューをした。

向こうは達人だから答え方も上手で、

たいへんいい雰囲気のうちに終了。

そのあとの雑談で

「きみ、こういう仕事をしているなら、

ひとつ、いいことを教えてあげましょう」

と彼が切り出した。

どんなに緊張する場面でも、どんなに相手が意地悪でも、

首尾よくインタビューできる秘策があるという。

なぬ!

俄然、食いつくわたし。

「インタビューの前に自己暗示をかけるんです。

私がこれから会う〇〇さんが大好きだ、

目の前にいたら抱きつきたいくらいだ、

実際に抱きついちゃったらどうしよう・・・・

って、本気で考える。

そうしてから相手の会うと、

インタビューはきっとうまくいきますよ」

以来、この秘策をお守りのように大事にしている。

取材相手に抱きついたことは、まだない。  (9~10p)

 

これは教師の仕事にも通じることです。

  

 

CG制作者

山道を疾走する自動車。

反射光を宿す口紅。

チョコレートの箱。

お茶のペットボトル。

いま、コマーシャル映像で見る商品のほとんどは

コンピュータグラフィックス(CG)だ。

達人は、窓のない部屋で何日も作業に没頭する。

「CGで描くのに苦労するのは

水、炎、それから煙ですね」

融通無碍(ゆうずうむげ)なるものとの静かな対峙。

「ぼくらが言われてはいけないのは・・・・

『これCGっぽいね』という言葉です」

CGに見えないよう、徹夜でCGをつくる。

なんだか悟りのような世界なのだった。  (70~71p)

 

え、あの自動車も、ペットボトルもCGなの?

仕事っぷり見えてはいけない仕事。

でも面白そうだ。

  

   

ボウリング選手

「ボウリングって、300点満点をとれば

負けることはない競技なんですョ。

相手の調子がよかろうが悪かろうが関係ない。

だから敵はいつも自分。自分の、心」

そういうわけで達人は、フィジカルを鍛えつつ

同時に自分の心を徹底的に観察した。

テーマは、「どういうときに平常心が失われるのか」。

結果、ふたつの条件が重なったときだということがわかった。

①欲が出てしまった場面

②不安がある場面

つまり、ふたつのうちどちらかを消せば平常心は保たれる。

どうしても勝ちたい試合は不安をなくして臨む。

心身に不安があるときは欲を捨てて臨む。

「そうすれば、平常心で行けますョ」

いやはや、すごい発見ですぞ、これは。  (156~157p)

 

①②のどちらかを捨てる。

捨てるかあ。

難しい。捨て方を教えてほしい。

自分で見つけろ?ごもっとも。

2017年6月24日 (土)

「落語家直伝 うまい!授業のつくりかた」より その3

 

今日は6月24日。

  

前投稿に引き続き、この本からの引用です。

落語家直伝 うまい!授業のつくりかた

(立川談慶著/玉置崇監修/誠文堂新光社)より。

   

  

道徳の教材にもなる落語

(中略)道徳向けといえば、「一眼国(いちがんこく)」という

落語もあります。

これは、「一つ目小僧の世界では、二つ目をしている我々のほうが

おかしいんだ」と、見事に言い切ってしまっている噺です。

シェークスピアでも描けなかった世界が、そこには広がっているのです。

「想像力」をさらに働かせた「向こう側から見たら、

こちら側はどう見えているのか」という大人でもなかなか持つことの

できない視点に、幼いうちから触れさせてみることができる名作です。

(145~146p)

 

算数に役立つ噺

さらに「算数」の授業に役立つ噺もあります。

「壺算(つぼさん)」という落語です。

ちょいとしたトリックを使って悪知恵を働かせて

一回り大きな壺を手に入れる噺です。

「まくら」では、こんな噺もします。

「お父さんが、息子三人に、『お前たちに馬を分け与える。

長男には二分の一、次男には四分の一、三男には六分の一を

分けるように』と言い残して亡くなります。

三人が牧場に行くと、馬の数は11頭しかいません。

さあ、困りました。遺産相続ですから当然、揉めます。

そこへ叔父さんがやって来ます。『じゃあ俺のこの馬をやるから、

12頭にして分ければいい』と申し出ます。

12頭のうちの二分の一の六頭を長男が、四分の一の三頭を次男が、

六分の一の二頭を三男が、それぞれもらいます。

すると、六頭+三頭+二頭=11頭となり、一頭余ります。

で、余った一頭の馬に乗って叔父さんが帰ってゆく」という内容です。

一瞬何が起きたかわからなくなりそうな話ですが、

分数の計算を理解させるには使えそうな面白いトリックですよね。

ぜひ壺算とあわせて、この「まくら」も話してみてください。

(146p)

 

いろいろな落語があるのですね。

教材としていいのがないか探すのも面白そう。

 

まずは「動画」で。

  

※参考:Yahoo!知恵袋 このなぞなぞどういうことなんでしょう? 

「落語家直伝 うまい!授業のつくりかた」より その2

  

今日は6月24日。

  

前投稿に引き続き、この本からの引用です。

落語家直伝 うまい!授業のつくりかた

(立川談慶著/玉置崇監修/誠文堂新光社)より。

  

  

小学校でもよく講演と落語のセットでの講演会を頼まれます。

実は落語が一番よく受けるのは「中学生」なんです。

その次に「小学生」でしょうか。(中略)

では、なぜ「小中学生」、いわゆる子どもにこそ落語が受けるのか。

それは基本的に子どもは「共感敏感世代」だからではないかと

勝手に分析しています。

ずばりわかりやすく言うと、「子どもはつられて笑う」のです。

要するに、人間はみんなが笑っていると、その周囲につられて

一緒になって笑う生き物なのです。

基本的に「共感したがり症候群」であります。(中略)

大人もそうなのですが子どもになると世間体がない素直な分、

その傾向がより顕著です。

反応のいいよく笑う子がいたりすると、その子をよりいじって

さらに笑わせると、その子を中心にどんどん笑いの輪が周囲に増幅し、

大爆笑を誘います。(141~142p)

 

なるほど、なるほど。

小学校だとよくある景色です。

さら文章はつづき、小学生の前でやるのは「前座噺」と呼ばれる

わかりやすい落語だそうです。

 

これ(前座噺)は落語会や寄席などで前座がオープニングで

一席しゃべる落語の総称ですが、この前座噺には、

将来大ネタ(真打にしかできないような難易度の高い落語)などに

かける際にも基礎となる「リズムとメロディ」を学ぶための材料が

ぎっしりと詰まっているのです。

たとえば、国語の教科書の題材にもなっている「寿限無」がそうですよね。

一定のリズムとメロディだけで聞かせてしまう「繰り返しの笑い」は、

子どもには大受けです。(中略)

落語は、そんなマンネリ感に満ち溢れています。

「寿限無」のほか、関西弁の早口の商人の言い立てが笑いを呼ぶ

「金明竹」などなど、リズムとメロディを感じながら、

この際覚えてみてはいかがでしょうか?

「繰り返しの笑い」はテッパンです。 (142p)

「この際覚えてみては」・・・魅力的な誘いです。

繰り返し聞いて、できたら覚えて、

さらにできたら言えるようになるのは憧れですね。

ところで「金明竹(きんめいちく)」とはどんな話?

まずは「動画」で。

  

映画「しゃべれどもしゃべれども」を見たことを思い出します。

ここでも道草 映画「しゃべれどもしゃべれども」を見る(2009年2月21日投稿)

あの映画の登場人物のように、

今回は少し落語に挑戦してみようかな。

「落語家直伝 うまい!授業のつくりかた」より

 

今日は6月24日。   

最近、拾い読みした本からの引用です。

落語家直伝 うまい!授業のつくりかた

(立川談慶著/玉置崇監修/誠文堂新光社)より。

  

仕事以外の趣味が自信につながる

(中略)「仕事で努力するのはある面当たり前」という観点に立った場合、

やはり他者との差別化を図るためにも「仕事以外の趣味」に

目を向けてみましょう。

不思議なことに、「仕事以外の趣味」が自信につながると、

まわりまわって仕事に対する自信もついてくるものなのです。(中略)

仕事=学校が忙しいのに趣味に費やす時間なんてないと

思われるかもしれませんが、この仕事以外で培った自信は

必ず仕事にも活きてくるはずです。

難しく考えず、ピンポイントでも構いません。

例えば歴史好きなら、「歴史全般」ではなく

「鎌倉時代のことなら任せて」と言えるくらいになるとか、

花が好きなら「胡蝶蘭のオーソリティ」になるぐらいまで

極めてみるなど、少しだけ負担をかけるのはいかがでしょう?

言ってみれば、「セルフプロデュース」みたいな感じでしょうか。

組織内の少し「めんどうくさい人」に対しても

「この人には、〇〇の分野なら負けない!」という気概も

つくれるはずです。あなたの趣味はなんですか?

133~134p)

  

自分にとって、ブログ投稿、テレビ番組のキャッチ、

そして「趣味」の登山は負荷をかけて行っていることであり、

自分の自信を生み出していると思います。

こんなことに時間をかけずに、

仕事をやらねばと思う時も多々ありますが、

やっぱり仕事ばかりやっていては、「第二の自信」は生まれません。

  

   

授業で大切な「会話の伝え方」を学べる

そして(落語を聴くことを趣味にする)一番のメリットを紹介します。  

落語は「江戸時代から伝わっている、人から人への伝え方がぎっしり

詰まった最高のコンテンツ」ともいえます。

教育現場はまさに「人から人への伝え方」の現場そのもの。

パクらない手はありません。

しゃべりや顔の表情だけではありません。

上半身の手振りの使い方は、とても参考になるはずです。

食べていないはずのそばが、飲んでいないはずの酒が

そこにあるように聞き手に想像力を誘発させるのが

落語の手振りなのですから。

また、たとえば「会話」で成り立つ落語ですから、

「昨日、校長先生がこんなこと言うんだよ。『あれ、もうできている?』

『いやあ、まだなんですよ、先生』・・・」などのように、

会話や口頭で聞いたことをわかりやすく再現する時などにも、

落語のスタイルは絶対使えるはずです。

そしてなんといっても「落語は失敗談の集大成」です。

子どもたちがしてしまった失敗も、

「それって落語の〇〇みたいだね」と、

みんなが笑い合うことだってできますよ。 (137~138p)

  

Advice  伝わってこそ教育になる

新任教師のとき、「玉置さんは落語をやっているだけあって

授業がうまい」という講評を先輩方にいただきました。

ほめられたのは嬉しかったのですが、

自分では落語が授業でどう活きているのか、

わかりませんでした。

よくよく考えると落語のおかげで「話の間」がよかったとわかります。

子どもたちの様子に合わせて、たたみ掛けるように話したり、

スピードを落として語りかけたりと高座に上がっている気持ちで、

伝わる授業を進めていたからです。

教員養成大学にいる今、卒業までに落語の一席を仕上げるという

カリキュラムがあってもいいじゃないかと考えているところです。

(玉置 文)  (139p)

  

まず動画で、または寄席に出かけて落語を聴いてみては? (139p)

  

先日話題にしたように、

「落語 THE MOVIE」のおかげで、

私は今、自分では落語ブームです。

(今までも何度かブームはありました)

落語は教育に活かしたいと思います。

私の話も上達させたいし、子どもたちにも何か取り組ませたい。

「まずは動画」はいいですね。たとえば・・・

音楽の話 HY「三月の陽炎」/中島みゆき「重い荷を負いて」 他

 

今日は6月24日。

    

HYのアルバム「CHANCE」の中の「三月の陽炎(かげろう)」

歌詞の一部。

  

別れた2人がそれぞれ歌います。

 

男性:電話が鳴るたびに君か?なんて思う日々のループ

  声が聞きたいよ いつも背中を押してくれた君

女性:あなたを忘れたくないよ 思い出も消したくないよ

  全部全部覚えていてほしい 例え繋がらなくても

  

「じゃあ、よりを戻せばいいのに」と思って聞いていました。

平日の朝のせわしい時に

スローテンポの「三月の陽炎」がよかったです。

気持ちを落ち着かせてくれました。

今の自分には「よりを戻せばいいのに」と他人事に少し心を配って

朝の準備をするのがちょうどよかったようです。

  

  

今日から生活のBGMを変更。

中島みゆきのアルバム「ららばいSINGER」です。

61vcgnuiail

  

  

以前、中島みゆきのアルバム「21世紀ベストセレクション『前途』

について調べたときに、このベスト盤の中に「重き荷を負いて」が

選ばれていないことを嘆いている方がいました。

どんな曲だろうと、「重き荷を負いて」の入ったアルバムを

借りてきました。

  

  

「アルバム」について、この前興味深い話を聞きました。

6月17日のラジオ番組「人生は、挑戦であふれている」のゲスト

角松敏生さんの話。

ここで読めます↓

http://www.tfm.co.jp/challenge/onair/detail.php?id=125

一部引用します。

  

そこで、角松さんにとってのライブは?と尋ねると、

まず「今は単純にメシを食う中心のネタです」という

答えが返ってきましたが、そうおっしゃる背景には

やはりCDが売れない時代だということがあるようです。

「パッケージ・ビジネスというか、

1つの作品として聴かなくなったので。

例えば、今いろんなアーティストがCD出してますけど、

1曲1曲が意味があってその1枚を構成して、

それをじっくりと消費者が向かい合って聴くというよりも、

自分の好きな1曲を取捨選択しながら聴くという時代ですので、

その1枚に対して対価を払うっていう考え方はないですよ」

「単純にYoutubeで聴くだけだったら聴けますから。

そういう消費の仕方になったら

絶対にパッケージなんて意味がないですよ。

一部のマニアなファンとか、僕のファンみたいな昔からの音楽ファンは、

アルバムを大事にして、

ああ好きなアーティストのアルバムが出たぁ…つって胸に抱いて…

みたいなそういう聴き方をする人もいますけど

圧倒的に少数ですし」

「そうなってくると音楽家は何で飯を食うのかと言ったら
やっぱり生演奏というかね、お客さんをそこに呼んで、
何枚チケットが売れましたっていうことが
一番わかりやすいビジネスになりますよね。
だからどのアーティストさんも皆さん今はライブ中心です。
もう大変ですわ。土日の取り合い。会場が取れないんでね」

 

今の音楽事情が見えてきます。

パソコン画面で、1曲250円の曲を選択するやり方は、

私にはなかなかできません。

今回のようにアルバムで借りてきてしまいます。

自分の古さに気がつきました。

2017年6月21日 (水)

6月21日は大雨でした/世界ALSデー

 

今日は6月21日。

  

今日は夏至でしたが、朝から大雨のため、

夏至を気にしてもらえない日となってしまいました。

夏至に同情しました。

昨日の天気予報で、傘が役に立たないほどの

風をともなった雨だと言っていました。

その予報は見事に当たり、

勤務校でも朝の登校で、風雨で傘がひっくり返ったり、

傘の骨が折れてしまう子が続出しました。

もし帰る時にも降っていると、折れた傘ではいかんともしがたい。

「帰りは雨があがるように祈りんね」と

傘の骨が折れてしまった子には言いました。

  

祈ったのかな?

  

雨は見事にあがり、傘をささなくても帰ることができました。

よかった、よかった。

  

夏至でもある6月21日。

世界ALSデーでした。

END ALSの活動に出会ってもうじき3年。

ここでも道草 “ヒロ”難病ALSとの闘い1/ALSのグロイとこ(2014年8月9日投稿)

出会いはやっぱりテレビでした。

断続的ですが、継続してALSに関心をもっていきたい。

  

最近の写真

  • Img_5332
  • Img_5295
  • Img_5334
  • Img_5662
  • Img_5331
  • Img_5330
  • Img_5329
  • Img_5318
  • Img_5317
  • Img_5316
  • Img_5315
  • Img_5314

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉