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2017年3月11日 (土)

1~3冊目の絵本「てぶくろ」

  

今日は3月11日。

  

あの日から6年。もう6年。でもいろいろあった6年。

被災地の6年のたいへんさを思うとともに、

自分の6年も振り返ってしまいます。

  

絵本「てぶくろ」(ウクライナ民話)を知ったのは、

2週間前のサークルでした。

地元の図書館で調べたら、5種類もあることが判明。

全て予約して、現在3冊届きました。

  

1冊目「てぶくろ

(エウゲーニー・M・ラチョフ絵/うちだりさこ訳/1965年発行

/福音館書店)

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これがサークルで紹介してもらった本。

〇手袋を落とした人:おじいさん

〇手袋にやってきた動物の順番

1.くいしんぼねずみ 

2.ぴょんぴょんがえる 

3.はやあしうさぎ 

4.おしゃれぎつね

5.はいいろおおかみ

6.きばもちいのしし

7.のっそりぐま

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〇最後はどうなった?

同じ日、犬に吠えられて動物たちは四散。

おじいさんは何事もなかったみたいに手袋を拾う。  

  

  

2冊目「てぶくろ

(アルビン・トレッセルト再話/ヤロスラーバ絵/三木卓訳/

2005年発行/のら書店)

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〇手袋を落とした人

たきぎ集めをしていたおとこのこ

〇手袋にやってきた動物の順番

1.ねずみ 

2.かえる 

3.ふくろう 

4.うさぎ

5.きつね

6.おおかみ

7.いのしし

8.くま

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9.こおろぎ

〇最後はどうなった?

こおろぎが入ろうとしたときに手袋は破裂する。

動物たちも四散。

同じ日におとこのこは戻ってきたけど、手袋がわからず、

立ち去ってしまう。

〇「あとがき」の引用

このゆかいなおはなし「てぶくろ」は、もとは、ウクライナ民話。

ロシアの画家ラチョフの絵本は、もはや古典的存在です。

アルビン・トレッセルトの「てぶくろ」は、もとのおはなしの

骨格を大事にしながら、なかなか粋で、チャーミングなものになりました。

さまざまなアイディアが光っていて、挑戦したわけが、よくわかります。

(後略)

  

  

3冊目「てぶくろ

(amailmama絵と文/2006年発行/ヴィレッジブックス)

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〇手袋を落とした人:雪の中で遊んでいた子どもたちの一人

〇手袋にやってきた動物の順番

1.ハリネズミ

2.ウサギ 

3.フクロウ 

4.アナグマ

5.イノシシ

6.トラ

7.クマ

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〇最後はどうなった?

春になって再び遊びに来た子どもたち。

一緒に来た犬が吠えたことで、動物たちは四散する。

子どもたちは、その後手袋を発見している。

〇「著者プロフィール」の引用

すまいるママsmailmama

ステッチスト。

布やフェルト、色とりどりのビーズをつかって、

やわらかくあたたかい作品づくりをしています。

「てぶくろ」は東ヨーロッパにあるウクライナという国の民話です。

この不思議なおはなしは世界中でいろいろな絵本になって

多くの人々に楽しまれています。

みなさんも何かなくしものをしてしまった時、

このおはなしのように楽しい夢のような想像を

ふくらませてみてはいかがでしょう?

きっとステキな物語が生まれてきますよ♪

  

  

  

2冊目「てぶくろ」の「あとがき」に、

「ロシアの画家ラチョフの絵本は、もはや古典的存在」

と書いてあります。

1冊目の「てぶくろ」です。

ラチョフについて興味をもちました。調べました。

 

Wikipedia エウゲーニー・ラチョフ から引用。

1906年生~1997年没。

ロシアの絵本作家。

ウクライナ民話に挿絵を描いた「てぶくろ」が世界的に評価されている。

(中略)

ラチョフの『てぶくろ』として一般に広く知られているのは

1950年版(福音館書店、1965年)であるが、

ウクライナ民話集『麦の穂』のために新たに絵を描き直した

1978年版(ネット武蔵野、2003年)が存在する。

この両者は一見すると別人かと思うほど画風が違う。

これはラチョフが1970年代初頭の前後で

大きく画風を変化させたことが原因である。

ラチョフ夫人は、1978年版を

「より色彩豊かになり、それまでラチョーフの絵の特徴だった

登場人物の黒い輪郭線も消えています。

そのうえウクライナの伝統的な装飾模様とも、

これまで以上によく合っていました。」と評価する一方で、

「どちらの「てぶくろ」にもそれなりのよさがあり」と

1950年版と1978年版に優劣はないと言っている。

  

こうなるともう1冊のラチョフの「てぶくろ」を見てみたいです。

他の「てぶくろ」を読んだら、

再び「てぶくろ」のことを書いてみたいです。

このストーリーは、ミニ劇に使えそうです。

来年度、やってみようかな。

  

今日はここまで。

コメント

たいへん勉強になりました。
今一冊目を読んでいます。

コメントをありがとうございます。
「てぶくろ」については、
3月19日の「その6」まで記事にしています。
全部で8冊の本と1本の動画がありました。
コメントのおかげで久々に記事を読み返すことができました。
その後、中学校勤務になったために、
「てぶくろ」をもとに劇を作ることはできませんでした。
ぜひたくさんの「てぶくろ」を味わってください。

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