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2017年2月25日 (土)

脇役の人も、別のエピソードでは主人公

  

今日は2月25日。

  

今日も朝からいろいろ動いています。

歯医者に行って、墓参りに行って、

お雛様を飾って、以前から細切れに見ていた

映画「エイプリルフールズ」を全て見ました。

この映画は細切れに見てはいけない映画だと、

今日気がつきました。

Mvttl

http://www.direct-ns.co.jp/april-kyushu/

  

4月1日の一日で起こったさまざまな出来事が、

別々に起こっているように見えて、

実は奇跡的につながっていて、

面白いストーリーになっている映画。

細切れに見て、前に見たところを忘れていては、

楽しみが半減してしまいます。

  

2015年4月1日公開の映画でした。

この映画について書かれた次の文章が読み応えがあって良かった。

映画のブログ 『エイプリルフールズ』に騙されるな!

いやあ、このサイトの書き手は、なかなかいい。

他の映画も、この人がどう書いたか気になる人になりそうです。

  

「エイプリルフールズ」の文章でお気に入りを引用します。

若い男女の愛、歳を重ねた夫婦の愛、親子の愛、同性愛、

そのすべてが嘘のおかげで大団円を迎えるのは気持ちがいい。

このとき、すべてのエピソードが一点に収斂し、登場人物が一堂に会す

――なんてことにならないのも感心した。

自分の行動が誰にどう影響したか、

自分の身に降りかかったことの発端は何なのか。

現実の私たちはそんなことを知る由もない。

すれ違いはすれ違いのまま、知らないことは知らないまま、

会わない人とは会わないままなのが自然であろう。

そこを作り込み過ぎないのが、小さな嘘と小さな奇跡の本作に相応しい。

   

なるほど、なるほどです。

   

映画のエピソードを整理して書いた後にこの文章。

  

それぞれのストーリーは、

些細なことまできめ細かく絡み合っているのだが、

とてもすべては書ききれない。

ここから浮かび上がるのは、あるエピソードで脇役の人も

他のエピソードでは主人公であるということだ。

雑魚キャラ扱いの人なのに、

別のところではみんなに待ち望まれていたりする。

どんなチョイ役でも一人ひとりに人生があり、背景がある。

その当たり前のことを、本作の作り手は忘れない。

  

忘れていない本作の作り手もすごいけど、

そのことにちゃんと気がついて文章にしてしまう人もすごい。

おかげで、気がついていなかった私は、

なるほど、なるほど、なるほどと大きな納得!

気分快調です。ありがとうございます。

  

いい映画でした。お薦めです。

2016年4月1日に放映されていました。

今年の4月1日付近にどこかの局で放映してくれるかも。

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