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2015年9月26日 (土)

「沖縄戦全記録」からの聞き書き3/斬り込みとは?

 

今日は9月26日。

  

2015年6月14日に放映された

「NHKスペシャル 沖縄戦全記録」の「防衛召集」の部分を

聞き書きします。

  

ナレーター:住民の肉声を記録した1000本のテープ。

(1972年沖縄返還時に記録)

Rimg3906  

最前線に送られたという防衛召集者の証言があった。

証言者「もう日が暮れてからですよ。」

     「斬り込みに出された。だいたい沖縄の人。」

Rimg3907

         「鉄砲もないですよ。竹やりと手りゅう弾くらい。」

     「爆破する時は、(爆弾を)抱いて行って、

      戦車の下に入ってから爆発させる。」

         「もう死にに行くわけさ。」

 

ナレーター:今回、防衛召集の実態を記した資料も新たに入手した。

Rimg3908  

戦闘が激しくなる中、戦場で住民が次々に防衛召集され、

斬り込みを命じた例がいくつも確認された。

一度に40人近くが斬り込みを命じられていたことも記されていた。

Rimg3909

  

以上が「防衛召集」に関するところの聞き書きです。

「斬り込み」とは?

別の場面で説明していました。

Rimg3896  

斬り込みとは、手製の爆弾などを抱えて、

敵に突っ込む捨て身の攻撃のことだそうです。

  

調べていて、次のサイトも勉強になりました↓

おしえて!ゲンさん 分かると楽しい!分かると恐い!沖縄戦 住民総動員

このサイトから引用です。

防衛召集された人たちについてこう書いています。

 

沖縄では規則に違反して13歳から70歳までが

根こそぎ召集されました。(規則では17歳から45歳までの男子)

病人も例外ではありませんでした。

陣地や飛行場の構築や弾薬運搬等の

後方支援が主とした仕事でしたが、

最後の方は槍と手榴弾2個を持っての夜間の斬り込みや、

爆雷を背負って戦車に体当たりするなど、

最前線で突撃まで命令されました。

  

  

戦争が始まってしまえば、何でもアリなのです。

「沖縄戦全記録」の中で、最も印象に残った「防衛召集」について

聞き書きしてみました。

「防衛召集」については、「英雄たちの選択 ”命どぅ宝” 沖縄県知事

島田叡(あきら)からの伝言」でも触れています。

後にまとめてみたいと思います。

  

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