今日は8月31日。
いよいよ夏休みも最後の日。
振り返ればいろいろやった夏休みですが、
ここ3年、毎年行っていた2泊3日のアルプスに行けなかったのが心残り。
いつも一緒に行っていた人の都合が悪くなりました。
まあ、仕方なし。
22日に、いつもの長野県の大川入山を登ってきました。
登り2時間20分、下り1時間50分でした。
最初は歩幅を狭く、ゆっくり歩くことを心がけました。
登山口でさえ1000mの標高があり、
頂上は1908mの山ですが、暑かったなあ。
全然避暑にはなりませんでした。
出会った風景の写真を載せます。
自動車を駐車した治部坂スキー場のトイレの看板。
毎回見て、ニヤッと笑わされる看板です。
登山口。
さすが夏。濃い緑に包まれた登山口です。
ちなみに左下が2009年10月25日(秋)の登山口。
右下が2010年2月20日(冬)の登山口です。
いきなり蛇がお出迎え。
暑いためか、道でどてーと横たわってしばらく動きませんでした。
蛇に詳しくないので、種類がわからず。
後日、アオダイショウだと教えてもらう。
夏の登山道の写真をどんどん載せます。
上の写真の左上に頂上が見えます。
いよいよ頂上です。(つづく)
今日は8月30日。
「真空でなにができるか」(飯島徹穂著/日刊工業新聞社)には興味深いことが書いてあります。
たとえば、真空の脱気・脱泡。
前投稿に書いたように、真空状態にするとサイダーの中に含まれている気体が膨張して泡になり、
どんどん出てきます。
これが真空の脱気・脱泡作用。
接着剤、化粧クリームなどは、製造過程で材料を混ぜる時に空気を取り込んでしまいます。
そのまま空気を入れたまま製品にすると、気泡のまま残ったり、
酸化を進めたりしてしまいます。
そこで真空状態の中で撹拌して、空気を追い出すことをするそうです。
気泡を撹拌して抜く機械のことを「真空ミキサー」と言うそうです。
「真空ミキサー」で検索すると、たくさんひっかかりました。
こんなのありました。
http://www.thinky.co.jp/product/awatori/lineup_b.html
株式会社シンキーの「あわとり練太郎」という名前の真空ミキサー。
ネーミングが機能を表していていいなと思いました。
全然知らなかった世界でしたが、ちゃんとこの製品で飯を食っている人たちがいました。
ふだんの生活は、たくさんの人たちのおかげで成り立っているんだよなあ。
真空の脱気・脱泡はふだん口にする食品の加工にも使われていました。
引用してみます。
真空を利用することにより、特色のある食品をつくることができます。
独特の食感をもつチョコレートの製造過程にも真空脱泡が利用されています。
加熱して流動体になったチョコレートを真空排気すると、
中の気泡がふくらみます。
その状態で冷やして固めると、
下の上でとろける、ふんわりとした食感のエアインチョコレートができます。
うどん、ラーメン、パスタなど
さまざまな麺の製造過程で真空を使うときがあります。
”麺にこしがある”という表現を耳にしたことがあると思いますが、
この”こし”を出す方法の一つとして、
真空中で材料を混合し、空気を脱泡する作業が行われています。(51p)
次の真空ミキサーは、麺用のものです。
トーキョウメンキ株式会社の真空ミキサーです。http://www.tokyomenki.jp/products/vacuum.html
麺の”こし”を出す一つの方法だったのですね。
真空中で練れば、効率的です。
エアインチョコレートと言えば、ネスレのエアロが浮かびます。
真空によって作られたチョコレートだったんだ。
ロッテの「霧の浮舟」というチョコが有名なようですが、
私はあまり知りません。
1980年に発売開始。25年間販売されましたが、製造中止。
しかし復活の要望にこたえて2009年4月から6月までの期間限定で発売。
そんなことのあったチョコレートだそうです。
※参考:http://www.lotte.co.jp/news/news728.html
と言うことは、今は販売されていないんだよな。
そうなると食べたくなるのが人情。
以上で「夏休みの自由研究・真空実験」は完。
今日は8月30日。
真空実験さまざま。
【実験9】
携帯電話を入れて、真空にしました。
外から電話して、中の携帯を鳴らしました。
しだいに空気を容器内に入れていくと、音が大きくなりました。
空気が音を伝える役割があることが,
実際にやってわかりました。
【実験10】
オリジナル実験。
サイダーを入れてみました。
真空にするとサイダーからあわが良く出てきます。
あわの勢いが弱ってきたら、再び排気するとあわが良く出てきました。
【実験11】
容器内の壁に吸盤をつけて、真空にしてみました。
他の人がやった実験では、吸盤はポロリと落ちたのですが、
私たちがやった実験では、落ちませんでした。
吸盤は、壁との間の空気を追い出し、大気圧によってはりついている状態だと思います。
落ちると思ったのになあ。
【実験12】
気圧が低いところでは、お湯がわきやすい・・・・山の上で体験することです。
では、真空実験で、お湯が何度の時に沸騰するのか、やってみました。
60度、70度とやってみましたが、沸騰しませんでした。
80度は今朝、やってみようと思います。(午前5時30分記)
今朝の実験の写真です。
80度になったお湯を急いで容器に入れて、真空状態にしましたが、
沸騰しませんでいた。
残念。(つづく)(30日 午前6時20分記)
今日は8月30日。
真空実験のつづき。
【実験5】
ホイップクリームを入れました。
ふくらみました。
ホイップクリームがふくらむということは、ケーキも。
【実験6】
ケーキを入れてみました。
う~ん、残念ながら変化がありませんでした。
できたてではなかったのが行けなかったかな。
実験後のケーキは私が食べました。
【実験7】
アイスクリームを入れました。
これはオリジナル実験。
思ったよりふくらみました。
実験後のアイスクリームは、息子が食べました。
【実験8】
「これは?」と奥さんに言われて、泡立った石鹸。
これはふくらみそう。オリジナル実験。
期待通り、しっかりふくらみました。
以上やってきた実験から、真空にすると、
空気が含まれたものはふくれてくることが、実際にやってわかりました。
息子の自由研究は、ここまででまとめましたが、
その他いろいろ実験をしてみました。(つづく)
今日は8月30日。
「真空実験」その3。
真空になると、閉じ込められた空気が膨れる実験をいろいろやりました。
【実験1】
小さな袋を入れました。
袋の中の空気がふくらみました。
【実験2】
ボールを入れました。
写真だとわかりにくいのですが、ふくらみました。
【実験3】
風船を入れました。
全体がふくらむのではなく、部分的にふくらみました。
比較してふくらみやすい場所からふくらんだのでしょう。
【実験4】
マシュマロを入れてみました。
お~、ふくらみました。
昔はマーシュマローという植物の根を原料に使ったことからこの名があるそうです。
作る時に材料を泡だてて空気を注入して作ります。
したがってマシュマロ内の空気がふくらみました。
同じように空気を注入して作るものと言えば・・・・次回はホイップクリームで実験。(つづく)
今日は8月29日。
今年はもちろん無理ですが、
将来、夏休みの自由研究で真空実験をする人がいるかもしれません。
その時に少しでも参考になるようにしたいと思っています。
真空実験をするにあたって私が参考にした文献とサイトです。
「真空でなにができるか」(飯島徹穂著/日刊工業新聞社)
「真空のおはなし」(飯島徹穂著/日本規格協会)
「でんじろう先生の日曜実験室ラブラボ!真空の科学」http://www.ctv.co.jp/hapiene/lovelabo/2007/0812/index.html
「新居浜工業高等専門学校 真空の世界」http://www.chem.niihama-nct.ac.jp/events/2008/jikken3.html
「ULVAC 真空とは何だろう」http://www.ulvac.co.jp/firstvisit/index2.html
「真空の不思議 空気がないと何が起こるのだろう」http://www2.hamajima.co.jp/~tenjin/labo/vacuum.pdf#search='
「真空のパワーと不思議」http://iye.issp.u-tokyo.ac.jp/iye/natsuyasumi2001.pdf#search='
「目がテン!ライブラリー 驚き吸引力掃除機の謎」http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/01/12/1209.html
これらを読んで、実験を実施しました。(つづく)
8月29日午後7時41分。
間もなく8時から「大河ドラマ 龍馬伝」が始まる。
今日は坂本龍馬の代名詞「薩長同盟」です。どう表現されるか、楽しみ。
今日は8月29日。
今日も昨日に引き続き伊勢市に行ってきました。
息子の少年野球チームの応援に。
残念ながら負け。でもいい試合でした。
真剣に取り組む姿はいいなあ。
1800本目の投稿。夏休み中にたどり着きたいと思っていた数。
ギリギリたどり着きました。
夏休みの自由研究で、今まで何年も、娘や息子に「こんなことをやるか」と提案し、
私がリードして、少々強制的に?研究をやってきました。
弟の息子が6年生なので、今年が最後かも?
選んだテーマが、「真空」
山に登ると、家から持っていったお菓子の袋がふくらむことがあります。
それは気圧が下がったからです。
ふだんの気圧(1気圧)から下がった状態を「真空」と言います。
袋がふくらんだように、
真空ではどんな事が起こるかを調べてみようと言うのが研究の目的です。
以後の投稿で、実験の様子を紹介していきますが、
「真空」について講釈。
「真空」とは、何もない状態で圧力0だと思っていましたが、
それだけとは限らないようです。
JIS(日本工業規格)によると、「大気圧より低い圧力の気体でみたされている特定の空間の状態」と定義されているそうです。
※参考http://www.satovac.co.jp/consultation/part_2.html
今回、何もない状態(=絶対真空)は作れないので、
JISの定義にしたがって、大気圧より低い状態を「真空」として使っています。
真空を作りだした容器は次のもの。
真空保存容器です。
アマゾンで注文して取り寄せました。
85%空気を排気できるそうです。充分役に立った容器でした。
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真空保存庫 VSタイプ VS-1B 0154-0502
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今日は8月27日。
1学期の反省で、6年3組はまだまだ同じ学級にいながら子ども同士の交流が少ないことを感じました。
どうにかしたい。
そう思って突入した夏休み。
念ずれば通じる。
2つのことを知りました。
一つは『学びあい』、もう一つは『ふれあい囲碁』です。
「ふれあい囲碁」は同じ職場の先生が紹介してくれました。
特にこの先生に薦められると、やってみようかなと前向きになります。
貸してもらった本を2冊読んで、6年3組に導入したいと思いました。
1冊は「ふれあい囲碁」を始めた囲碁棋士の
安田泰敏さんの著書「命を救う『ふれあい囲碁』」(生活人新書)です。
命を救う「ふれあい囲碁」 (生活人新書) 安田 泰敏 日本放送出版協会 2004-11 売り上げランキング : 24152 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
こんな文がありました。(太字は私が表現)
小学生も中学生も高校生も、
皆が望んでいるのは、
「自分の傍らにいてほしい」「自分の話を聞いてほしい」「自分のことを見守ってほしい」
ということなのです。
そして一番の解決策は、先生と一対一で遊べば良いのです。
難しいことでも何でもありません。
ただそれだけなのです。
教師が好きになって初めて学問が好きになるのです。
信頼関係無くして何が生まれますか?
普段の休み時間に子どもと遊んでいる先生のクラスは、
生徒も先生も目が生き生きしています。
問題が起きてからではなく、
普段の生活が大事なのです。(132p)
ふれあい囲碁なら継続できるかなと前向きに考えられました。
今の様々な社会問題の根底には、人の孤立があります。
核家族化が進み、家庭の中も細分化しています。
これは、ある意味においては、皆が望んで完成した社会ではあります。
子どもから老人まで、一人で生きていくためには、
とても都合の良い便利な社会なのです。
しかし、様々な問題が起きたということは、
結局、人は一人では生きていけないのです。
私は、囲碁を通して、
人と人をつなぎ心をつなぐ「ふれあい囲碁」活動をしています。(中略)
人がつながり心がつながると、
人は凄い力を発揮して光り輝きます。
孤立を無くし、全ての人が認め合える社会になれば、希望が見えてきます。
(218p)
上記の文を変えて、「孤立を無くし、全ての人が認め合える”学級”」を目指したいです。
人と人がつながり、心がつながる・・・・・。
そのキーワードは「楽しい」と「感動」、そして「共感」だと私は確信しています。
なるほど~この3つのキーワードは納得です。
もう1冊は「教育トークライン 2010 8月号」
新潟県見附市立新潟小学校の田代勝巳先生の文章から、
「ふれあい囲碁」の魅力が伝わってきます。
ふれあい囲碁には、大きな魅力がある。
まずは、クラスの中があたたかい雰囲気になるということだ。
男女が肩を寄せ合って、
互いに教え合いながら、囲碁をやり始める。
「そこにおくと・・・・」「あ~そうか!」などと言い合いながら、
いつの間にか夢中になっていく。
ほほえましい場面が自然と見られるようになってくる。
次に、負けても、またやりたくなるという魅力がある。
普段は負けるとすごく悔しがる子も、
なぜかふれあい囲碁では、
「あっ、そうか」と負けを素直に受け入れるようになる。
そして、「もう一回やろう」とまた始めている。
さらに、ふれあい囲碁は、
頭を使う知的な遊びであるということだ。
相手と自分の石の空間配置、視点の変え方、
継時処理と同時処理など、様々な能力を駆使している。
その知的な内容が、ふれあい囲碁の大きな魅力の一つである。(30p)
魅力的です。
今の学級の実態を好転させるためには有効です。
まずはやってみます。